座った状態から立ち上がる、足腰にやさしく効果が高いドクター考案のスクワットが人気です。秋の体づくりにぜひ役立ててみてください。
※この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年11月号に掲載の情報です。
1日30秒でOK!
だから、長く続けられます
健康のために運動が大切なことは分かっていても、「めんどうだから」と敬遠していませんか?
そんな方におすすめなのが、整形外科専門医の吉原潔先生が考案した「逆スクワット」です。
「通常のスクワットとは逆に『座ってから立つ』ことで、運動に慣れていない方も自然と正しいフォームで行うことができ、期待通りの健康効果が得られます。まずは1日30秒から、一回一回丁寧に行いましょう。がんばる必要はありません。自身の足で少しでも長く立って歩くために、少しずつ筋肉を貯めるつもりで続けてみてください」(吉原先生)
座ってから立つ「逆スクワット」だから、
ひざや腰にやさしい
<ドクター考案・スクワットのやり方>
下で紹介する2つのポーズを30秒間繰り返すだけ。スクワットは30秒間に何回行ってもOK。1回30秒を守り、慣れたら1日に数度行って。
(1)しゃがむ
「このスクワットは、しゃがんだ状態からスタートするのが特徴です。慣れるまでは安全のためにも、いすの背もたれや柱などにつかまって行ってみてください」(吉原先生)
足首が硬くてかかとが床に付かない場合は、丸めたタオルを置いて行うと姿勢が安定します。
<前から見ると>
ひざは足先が向いている方向に向かって開き、できるだけ深くしゃがむようにします。
(2)立つ
「太ももの前側の筋肉を意識し、口から息を吐きながら立ち上がります。背中が丸まっていると腰を痛めるので、背すじはまっすぐに伸ばして行ってください」(吉原先生)
<前から見ると>
胸を軽く前に突き出すようにすると背すじが伸び、正しい姿勢で立つことができます。