優秀食材「えのき」で作る「減塩なめたけ」レシピ【管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんが伝授】

食品の値上がりは相変わらず留まるところを知らず。そんななか、きのこは価格が安定していて一年中手に入る、家計お助け食材です。食物繊維が豊富で腸活にも有効。今回はそんなきのこを使った作りおきレシピをご紹介します。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年10月号に掲載の情報です。

現代人の健康を支える
不溶性食物繊維・β-グルカン

優秀食材「えのき」で作る「減塩なめたけ」レシピ【管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんが伝授】 2310_P026-027_01.jpgえのきなどのきのこ類には、β-グルカンという不溶性食物繊維が含まれています。

β-グルカンはNK細胞やマクロファージといった免疫細胞を活性化するので、免疫力を高め、がんの抑制をサポートしてくれます。

また、β-グルカンだけでなく、それ以外の食物繊維もきのこには豊富に含まれています。

食物繊維は血中コレステロールや血糖、血圧の調整をして生活習慣病の予防や腸内環境を整えるためには欠かせない成分です。

しかも不足気味な人が圧倒的に多いので、積極的に摂っていただきたいです。

えのきは購入してすぐに使わない場合は、小房に分けたり刻んでから冷凍すると味が落ちずに保存できます。

冷凍してから調理した方が細胞膜が壊れ、うま味が増すともいわれています。

 

<教えてくれた人>

管理栄養士・料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。栄養指導講座担当。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

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