物価高で家計にかかわるさまざまなお金があがってきている昨今。できれば光熱費も賢く抑えたいものです。すぐに実践できて効果がある「お風呂の入浴方法」とは? 今回は節約アドバイザーの和田さんにお聞きしました。
※この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年10月号に掲載の情報です。
使う「湯量」を減らす
これが何よりの節約ポイント
世界情勢の影響から、ガス代・電気代が高騰しています。
今後の更なる負担を考え、家庭での光熱費の節約に真剣に取り組む必要があると、節約アドバイザー・和田由貴さん。
「家庭の中で最もガスや水を使うのが『給湯』です。常温の水を40度に温めるだけでかかる金額が3倍になるため、使用する湯量をいかに節約するかが光熱費を抑える鍵に。中でも多く湯を使うのが入浴時。湯張りの量を減らす、シャワー時間を短縮する、などの工夫を凝らし、家計負担を減らしましょう」
湯張りで節約する
(1)お湯の量を1割減らす
「一般的な浴槽に入れる湯の量は200L程度。これを20L少ない180Lに減らすだけで、ガス代・水道代ともに節約できます。とくに、入浴する際ザバ~ッと溢れさせるほど湯を入れている人は、適切な量を入れるようにしましょう。湯量が少な過ぎると体が温まらず体を壊す原因になります。自分にとって適切な量を見極めることも大切です」(和田さん)
※40度にお風呂を沸かす場合。1日1回×365日として算出
(2)設定温度を1度下げる
「お湯を張る際の設定温度を下げることも、ガス代の節約につながります。とくに冬は設定温度を高めにしてしまいがちなので要注意。例えば42度にしている設定を1度下げるだけで省エネになります。温度設定を低くする分、お湯を張ったらすぐにお風呂に入るようにするといいでしょう」(和田さん)