人気ガーデナー・水谷昭美さんの暮らしを拝見「懐かしい盛夏の風景そのままに」

静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。月刊誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々の暮らしをゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「懐かしい盛夏の風景そのままに」をお届けします。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年8月号に掲載の情報です。

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収穫した青唐辛子は、料理に使って辛味を味わう前に軒先に天日干しをします。

鶏頭(けいとう)、葉鶏頭、千日紅(せんにちこう)、ダリア...。

じりじり照り付ける太陽を浴びるほど

鮮やかな色に輝く花が好きです。

どれも幼い頃から知っている花たち。

月日がたったいまも変わらずに

庭を彩ってくれます。

蟬の声や果汁したたるスイカ、

蚊取り線香の匂い、

グラスに入れた氷がぶつかる音も

私が好きな夏休みの風物詩。

なんだか懐かしくてほっとするのです。

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赤、黄色... 。庭を元気な夏色の花でいっぱいにする
奔放にやんちゃな姿で群れ咲いて、暑さに負けそうな私を励ましてくれる夏花。

土が乾いたらすぐに水をあげられるようにと、傍らにいつもジョウロを用意してあります。

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庭仕事でひと汗かいたら、スイカの出番。

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秋の七草でもある素朴な河原撫子(かわらなでしこ)には、気取りのない普段使いの器が似合います。

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午後の日を受けてセピア色に光る首振り人形。

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迎え火は手作りで

ふと思い立ち、庭の片隅にお盆の飾りを。くりぬいた茄子にろうそくを入れ、ひととき揺れる小さな炎を眺めます。花は野牡丹(のぼたん)。目に染みる紫色の、この季節に貴重な花木です。

【8月の定番ドリンク】青柚子ティー

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日当たりのいい裏庭で柚子が実り始めたら、まだ小さくて硬い実をさっそく収穫してアイスティーのお供に。薄くスライスしてお茶に入れ、ほのかな酸味を味わいます。実を二つに割ってそのまま頰張っても。かみしめると、皮のほろ苦さがストレートに伝わって、暑さを忘れさせてくれます。

取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地

 

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年生まれのガーデナー。静岡県熱海市在住。幼い頃から一途に独学で多くの植物を育て、憧れの里山暮らしを体現している。寄せ植え教室や熱海市の公園、駅周りの植栽を手がけたことも。

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【月刊誌「毎日が発見」2023年8月号(2023年7月28日発行)の内容は?】

  • 血管、骨、筋肉と脳が元気になる!

    鎌田實式 ズボラ体操

  • 認知症、物忘れを防ぐ

    がんばらない 新「脳活習慣」

  • 疲労、冷え、食欲不振 夏の不調に効く

    「フルーツ酢」を作りましょう

  • 村上祥子さんの健康レシピ

    レタス丸ごと使い切り

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