普段何気なくおこなっている"歯磨き"の時に、どのくらい歯磨き粉を使っているのか意識したことはありますか? あまり考えずにつけている人が多そうな歯磨き粉ですが、実は人によってつける量には違いがあるよう。今回はそんな"歯磨き粉の量"に注目してみましょう。
歯磨き粉をつける量ってどのくらい?
8月放送の「ホンマでっか!? TV」(フジテレビ系)では、「どっち派討論会」と題して出演者たちの"どっち?"を調査。歯磨き粉の量についての調査では、"モリモリつける派"と"普通につける派"の2つに分かれて議論が行われました。
"モリモリ派"の木村拓哉さんやマツコ・デラックスさんは、歯磨き粉は歯ブラシからはみ出るくらいつけたいとコメント。マツコさんはそれでも足りず、口の中に直接歯磨き粉を入れて歯を磨くと明かしています。
これには出演者たちも「え~~!?」「嘘でしょ?」「直に行くの!?」と驚愕したよう。
一方"普通につける派"を選んだ明石家さんまさんの歯磨き粉の量は、ブラシ部分に一筋程度でした。
マーケティング評論家の牛窪恵さんによると、メーカーが推奨している歯磨き粉の量は大人で1g。だいたい小豆1個分ほどの量が理想的だと明かしています。また消費者調査でも、歯磨き粉の量の平均は約1gだと判明。
一方"モリモリつける派"で心理評論家の植木理恵さんは、心理的にはモリモリつける方が得だとコメント。日常の中に大きな変化が組み込まれている人は、心に余裕ができて他人にカリカリしない傾向があるそう。モリモリつける派の人は磨いてる時と磨いていない時の変化が大きいため、"幸福感"を感じられると明かしています。
これには視聴者からも「確かに大量に歯磨き粉をつけて磨くとスッキリするよね」「モリモリつける派だけど、"幸福感"めっちゃわかるわ...」「歯磨き粉ごときでケチるのも嫌だし、日常の些細なものはがっつり使っていきたいよね」と同意の声が上がっていました。
正しい歯磨き粉の量ってどのくらい?
群馬県伊勢崎市にある「すさ歯科クリニック伊勢崎&スコーネ予防歯科医学センター」の公式ブログでは、理想的な歯磨き粉の量について紹介しています。歯磨き粉には年齢によって適切な量があり、ブクブクうがいができるようになった3歳~5歳までは歯ブラシの4分の1程度。6歳から14歳までは歯ブラシの3分の2、大人は歯ブラシの半分程度が目安になってくるそう。
また歯磨き粉のつけすぎは、口の中が泡でいっぱいになる「磨いた感」で歯磨きをすぐ終わらせてしまう原因に。歯磨き粉に含まれる薬用成分が流れないよう、うがいは1、2回程度にとどめることが理想的だと明かされています。
歯磨きの際の好みはありますが、何より大切なのはモレがないよう磨くこと。隅々まできちんと磨いて、健康な歯を目指したいですね!
文/藤江由美