やっぱり自宅が一番。「在宅避難訓練」で災害に強くなりましょう

pixta_32239978_S.jpg6月18日に起きた「大阪北部地震」、そして7月には西日本で豪雨による大規模な被害が出ました。直近では9月6日に北海道でも最大震度7にもなる巨大地震が発生。今、日本はどこにいても自然災害に直面するといってよい状況です。

この国で自分の身も、家族の身も守るためには、防災準備をしておくことが大切です。防災のための備蓄や点検術を、防災・危機アドバイザーで防災システム研究所の所長である山村武彦先生に伺いました。

前の記事「本当に「自分だけは大丈夫」? 周辺の「安全・危険」を念入りにチェックして(2)」はこちら。

 

よく眠れるのは避難所より自宅です!

被災したら避難所に入れるのはまれで家に住めない人が優先されます。しかも避難所は不特定多数の人と過ごすため眠れないほか、トイレが汚いため水や食事を我慢して病気になり、亡くなる方もいます。「全壊しない限り、自宅の方がよく眠れます」と山村先生。災害を想定して自宅で在宅避難訓練を。

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●水道
水を止めると、1日に1人何リットルの水が必要なのかが把握できます

●ガス
ガスが止まると調理できません。カセットコンロで代替します

●食事
実際に非常食を食べましょう。何の食物が必要なのか確認できます

●TV
停電だとテレビは観ることができず、携帯ラジオと予備電池の必要性がわかります

●冷蔵庫
通電していないと、氷が溶け出し、緊急時の状況が分かります

●クーラー・暖房
夏は暑く、冬は寒さの中でしのぐことに。うちわ、蚊取り線香、使い捨てカイロの準備を

●電気
照明を消し、懐中電灯とランタンで過ごしましょう。ろうそくは危険なので厳禁

●トイレ
簡易トイレの体験を。換気扇が止まると臭いがひどく、消臭剤と固形剤が必要と認識します

●ブレーカー
地震や災害でブレーカーが落ちたことを想定し、ブレーカーを落としましょう

●電話
回線不通と考えて、携帯電話の電源も切って過ごしましょう

※在宅避難訓練は、猛暑や極寒日を避け、体調をみてから行ってください。

 

◆電池の大きさを変える方法

災害時、懐中電灯などに必要となる電池。手元にある電池の大きさを変える技を知っておけば何かと便利!

単三電池を単一電池に
単三電池の長さに合わせハンカチなどの布を巻きます。直径3.4㎝になったらテープで固定し、丸めたアルミホイルで長さを調整。1円玉を7枚重ねれば、アルミホイルの代用に。1809p016_3.jpg
 

単三電池を単二電池に
単三電池の長さに合わせハンカチなどの布をぐるぐると巻きます。直径が2.6㎝になったところで、テープで固定します。1809p016_2.jpg

 

次の記事「食糧からトイレまで。防災アドバイザーおすすめの役立つ防災グッズ5選(4)」はこちら。

取材・文/中沢文子


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山村武彦(やまむら・たけひこ)さん

防災・危機管理アドバイザー。防災システム研究所の所長。世界中で発生している災害などを調査、研究、講演を行う。大企業などの防災アドバイザーとして危機管理マニュアル
の策定などを務める。著書・監修書多数。

 


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南三陸町 屋外の円陣

(ぎょうせい)

1,800円+税
東日本大震災で奇跡的に生き残った人をインタビューした一冊。




 

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『みんなの防災えほん』

(PHP研究所)

1,600円+税
災害が発生した際の避難先をイラストを交じえご紹介。

この記事は『毎日が発見』2018年9月号に掲載の情報です。

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