日々の支出を抑えて、家計を少しずつ潤わせることができる"節約"。例えば節約レシピのレパートリーを増やせれば、それだけで月々の食費を少しずつ浮かせることも。そこで今回は、無理なく実践できるちょっとした節約術の数々を紹介していきましょう。
ハンバーグやステーキを身近な食材でかさ増し!
今年7月放送の「有吉弘行のダレトク!?」(フジテレビ系)では、"ダレトク貧乏脱出作戦"という企画が行われました。同企画にはオモロ川だいすけさんと左近どすえさんの貧乏芸人夫婦が登場。貧乏脱出のための節約料理が紹介されています。
この夫婦の家計は、まず月収が11万円で家賃が7万円。そこから光熱費と携帯代を引くと、残りは1万2,000円になるそうです。しかし月にかかる食費は5万円で、足りない分は結婚のご祝儀から捻出している状態。そこで料理研究家の尾身菜美枝先生が、安くてたくさん食べられる「かさ増しハンバーグ&ステーキ」を教えてくれました。
どちらもお肉の中に食材を足してボリュームを増やす料理。まず「かさ増しハンバーグ」の中にはキャベツの千切りが入っており、肉の使用量を減らしています。さっそく試食した左近さんは、「おいしい!」「シャキシャキしてるのでいっぱい噛める」と絶賛。食感も楽しいハンバーグに仕上がるようです。
「かさ増しステーキ」は"お麩"を使ってボリュームアップ。薄い牛肉に小麦粉を振り、焼き肉のタレを染み込ませたお麩を乗せます。さらに上から薄い牛肉を乗せてお麩をサンド。あとはさっとフライパンで焼き上げたら、肉厚ステーキのような仕上がりに。番組では「大食いの人が満足できる量を作っても、これなら本来のおよそ半額でできるのでかなりおすすめ」とも推奨されていました。
日常で使えるちょっとした節約術
料理のかさ増し以外にも日常で使える節約術は様々。ネット上では「冷蔵庫に凍らせたペットボトルをいれて冷却効率を上げてる。これなら冷蔵の温度を"弱"にしても大丈夫」「こまめにスーパーに行かないでまとめ買いすると、無駄なものを買わなくて済む」といった声が寄せられています。
また、以前放送された「生ホンネトークバラエティ バイキング」(フジテレビ系)では、達人主婦たちが節約術を披露。例えば"みよさん"という主婦は、週に1度冷蔵庫を空っぽにしているそうです。こうすることで余った食材を使え、冷蔵庫の中も掃除できるので一石二鳥。ちなみにみよさんは4人家族のお母さんなのですが、月の食費は約3万円に抑えていると紹介されていました。
食費や電気代を少しずつ浮かせるだけでも、長く続ければまとまった金額に。今後の貯蓄を考えている人は、様々な節約術を試してみてはいかがでしょうか。
文/藤江由美