梅雨時期の部屋干し対策! いや〜な臭いを撃退するために今日からできることとは

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青や紫の紫陽花が咲きはじめたと思ったら、今年も梅雨の季節がやってきました。雨が降り続き、じめじめと蒸し暑いこの時期、洗濯物を乾かすのにも一苦労ですよね。やむを得ず室内干しをしたら、なんとなく湿っぽい。臭いも「...クサイ」なんてこと、ありませんか? 梅雨時期のお悩み、部屋干しや生乾き臭について、その原因と解消法、洗濯の注意点について調べました。

生乾き臭の原因とは

部屋干ししたときのあの臭い、納豆のような雑巾のような...、想像するだけでいやーな気持ちになるあの臭いの原因はどこにあるのでしょうか。実は、「モラクセラ」という菌が原因なんです。

あまり耳にしたことのない「モラクセラ菌」ですが、実は、私たちの身のまわりにある常在菌なんです。この菌は、たんぱく質と湿気が大好物。部屋干しの洗濯物に付着した皮脂や水分を食べて大繁殖しては、排出された排泄物が臭いのもととなっているのです。

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これ以上菌を増やさない!

では、モラクセラ菌を増殖させないためにはどうすればよいのでしょうか。最近の研究により、モラクセラ菌は60℃以上の温度では増えないことがわかってきました。つまり熱に弱いということです。以下のような方法で、熱で菌を撃退することが可能です。

◯アイロンを使う
洗濯物の素材には注意が必要ですが、すばやく乾かせ、かつ、シワ取りもできて一石二鳥です。

◯コインランドリーの乾燥機を使う
家庭用では難しい高温(80~120℃)で乾かすことができます。こちらも素材によって縮みに注意しましょう。

◯温水機能のある洗濯機を使う
これを機に高温除菌洗浄ができるタイプの洗濯機の購入を検討してもいいかもしれません。

◯60度以上のお湯につける
生地の素材に注意しつつ、60度以上のお湯にしばらく洗濯物をつけ、そのあと洗濯機で洗います。

洗濯は毎日のことですから、お湯を使ったりアイロンをかけたりは大変ですね。もっとお手軽にモラクセラ菌を退治する方法として、漂白剤を使用するのも手です。塩素系は生地を傷める可能性があるので、酸素系漂白剤を用います。

少量の場合は、40℃のお湯を入れたバケツに酸素系漂白剤を入れてよく溶かします。そこへ15~20分ほど洗濯物をつけ置きします。洗濯物が大量の場合は、バケツではなく洗濯機に40℃のお湯(洗濯機の規定量)と酸素系漂白剤、いつもの洗剤を入れて普通に洗ってもOKです。漂白剤を使うときは、注意書きをよく読んでからにしましょう。

他にも洗濯を一度にたくさんしすぎないこと、洗濯したらすぐに干すことも大切です。扇風機や除湿機を併用するのも有効でしょう。少しの工夫で生乾き臭を減らすことができるので、参考にしてみてくださいね。

文/本山 ことま

 

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