日常生活を送っているなかで無意識に生じる生活音。音の大きさは人によって感じ方が違うので、思わぬトラブルの種になることもありますよね。今回はご近所づきあいで悩まされがちな「騒音問題」について、様々な意見を見ていきましょう。
シャッター音がご近所トラブルのもとに!
先日、ネット上で"シャッターの開け閉め"に関する騒音トラブルが注目を集めました。きっかけとなったのは、とある共働き夫婦のお嫁さんによるお悩み相談。夫婦の家では防犯上の理由から、窓についているシャッター(雨戸)をしっかり開け閉めしています。時間帯としてはシャッターを開けるのが毎朝6時、閉める時間は深夜になることもあるそう。
ある日お嫁さんは、ご近所からシャッターの開閉音について苦情が上がっていることを耳にします。それから大きな音が出ないように意識しているものの、毎朝忙しい時間帯に気を遣うことが大きな負担に。ご近所からの苦情に対して、シャッターの音は許容範囲ではないかと不満を抱いているようです。
悩みに共感を示す人もいた一方、「実際に苦情が上がっている以上、何かしら対策は必要だと思う」「今後も同じ地域で暮らしていくなら、苦情をある程度受け入れていくしかない」といった意見が続出。
また解決策を提案する声も多く上がり、「音がうるさくない電動シャッターにしてみては? うちでは毎朝午前4時に電動シャッターを開閉してるけど、苦情を受けたことがない」「業者に見てもらって、音が出ないタイプに変えるのもアリだと思う」など、大きな音を立てないシャッターに交換すべきだという意見が。
時間帯によってはシャッターの使用を我慢すべきという声もあり、「大きな音が出ることはわかってるんだから、帰宅が深夜になったら閉めるのを諦めよう」「朝の6時はちょっと早すぎると思う。シャッターを閉めっぱなしにしておいては」といったコメントが寄せられていました。
「苦情を受けるから家事ができない」という悩みも...
パートなどで働いている人の場合には、ご近所からの苦情によって家事の時間が限られてしまうこともあるようです。以前、とあるパートの女性が"隣に引っ越してきた人から迷惑だと叱られた"という体験談を書き込み、話題を呼んでいました。
パートの女性は元々朝8時から9時頃に洗濯をしたり、掃除機をかけていたとのこと。10時には仕事に行くため家事をする時間を変えるのが難しく、夕方に変更しても「テレビが聞こえない」という新たな苦情を受けてしまいます。
家事をする時間帯については、人によって考え方が大きく異なっているようす。ネット上では「8時から9時って工事とかも始まる時間だし、相手が非常識だと思う」「朝の8時に掃除機の音がしたら気になるかもしれない。平日は掃除機じゃなくてフロアワイパーを使うようにしてみたら?」など、様々な意見が上がっていました。
各家庭の生活サイクルはズレがあるのが当たり前。騒音トラブルの解決策も家庭によって違うはずなので、上手なご近所づきあいの方法を模索していきたいところですね。
文/藤江由美