仕事がうまくいかない、よい人間関係が築けない...それは自分の能力のせいだと思っていませんか?仕事も人間関係も、うまく回り出すための第一歩は「外見を変えること」にあり! ズバリ第三者からの見え方が、あなたの人生を変えるのです。人からの「見え方」を変え「理想の自分」になる方法を、本書『外見戦略』で学びましょう!
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外見は6段階で決まる
初対面の方との出会いには、面接、営業、打ち合わせ、プレゼンなど、様々なシチュエーションがあります。その時、相手はあなたの外見から、考え方、感情、能力、性格など、目に見えないあなたのパーソナリティを推測します。
精神医学研究家クルト・シュナイダーは、人の印象は、次の6つのステップで形成されるとしています。
(1)存在に気づき特徴をつかむ
パッと見た外見から「髪の毛がぼさっと伸びきっている」「ブランドのロゴが目立つネクタイをつけている」「手首にパワーストーンをつけている」などのその人の特徴をつかむ。
(2)どのようなタイプか判断する
「髪の毛が伸びきっているのは面倒くさがりなのではないか」「ブランドのロゴが目立つネクタイをつけているのは、虚栄心が強いのか、自分に自信がないのではないか」「パワーストーンをつけているのは他力本願なのではないか」などとその人のタイプを判断する。
(3)実際の行動から特性を推測する
例えば、約束の時間に遅刻してきた場合、「時間や約束にゆるい人らしい」、また、提出された提案書に誤字脱字があった場合、「作業の確認をしっかりやらない人らしい」などとその人を受け止め特性を推測する。
(4)他の特性を推測する
「時間や約束にゆるい」という行動から、「仕事の内容もいい加減そう」という他の特性を推測したり、「作業の確認をしっかりやらない」という行動から、「大事な仕事は任せられないのではないか」と推測する。
(5)全体的な印象が決まる
(1)から(4)の結果、その人について、「面倒くさがり」「虚栄心が強い」「自信がない」「他力本願」「仕事の内容がいい加減そう」「大事な仕事は任せられなさそう」と全体的な印象を決める。また、「遅刻したこと」「誤字脱字のこと」が最初の印象と結びつき、ネガティブな印象を感じるようになる。
(6)将来の行動を予測する
このような全体的な印象からその人との今後の関係性を決める。この場合、「仕事に対していい加減そうで信頼できないので、重要な仕事を任せられなそうだ」というような将来の行動を予測する。
このように6つのステップを経ることで、信頼に足る人物か否かなどその人の印象が判断されます。
そこで「信頼できない人だ」と思うと、相手はあなたの話を聞く意欲がなくなり、こんな人の話を聞いても時間の無駄だから、適当に切り上げよう」と思い、そのようにあなたに接するようになります。
そして、あなたが有益な情報を工夫を凝らして伝えようとしても、話を聞いてくれる可能性は低くなります。
ちなみにパワーストーンは様々な理由で身につけている方がいると思いますが、スピリチュアルな職業でない限り、誤解を生みやすいのでお勧めしません。他人の目につかないように身につけるか、ポケットやバッグの中に入れておくことをお勧めします。
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国際イメージコンサルタント。明治大学法学部卒業後、富士通株式会社で営業戦略を担当。退職後、Image Resource Center of New York 認定スクールで国際基準のイメージコンサルティングの手法と実践を学ぶ。アメリカにてAICI (国際イメージコンサルタント協会)の国際イメージコンサルタント資格を取得。帰国後、海外の要人や政治家、上場企業経営者、文化人やスポーツ選手、起業家など3,000 人以上のイメージコンサルティングを担当。成果を出すコンサルティングに定評があり、個別コンサルティングはキャンセル待ちが続いている。
(川園 樹 / KADOKAWA)
海外の要人から芸能人、起業家など3000人以上の外見を変え、運命を変えた「国際イメージコンサルタント」の著者が語る最新の「夢攻略メソッド」!「理想はあるけれどなかなかそこに近づけない!」という悩みを「外見」から解消していくための1冊です。