「つらい」「しんどい」と思っていい。「甘えでは」と悩まないで/あなたの「しんどい」をほぐす本

そもそも「つらい」「しんどい」という感情は、危機に対応するために備わっています。これらの感情がなくなってしまったら、人は生きていけません。

「つらい」があるから、嫌な人と離れようと思えます。自分の心を傷つける環境から去ろうと思えます。

つらいと感じられなくなったら、あなたの心身を傷つけてしまうような環境にとどまってしまうかもしれないし、体に限界が来るまで「心が傷つけられていた」ということに気づけません。

だから「つらい」と思っていいし、「つらい」をちゃんと感じた方がいいです。

「しんどい」があるから、限界に気づけます。

「しんどいと思うのは甘えでは......」と悩む人もいますが、そうではありません。本当に甘えていたら、「甘えでは」とは思えません。そう悩む時点であなたは、相当頑張り屋さんです。

しんどいと思うほど頑張ったのだから、遠慮せず誰かに頼ったりお願いしたり、堂々と休んでいいのです。

「つらい」「しんどい」は、どちらも必要な感情です。これらを感じなくなったら、倒れるまで動き続けてしまいます。

我慢して抑え込んで、なかったことにしないでくださいね。

「つらい」「しんどい」と思っていい。「甘えでは」と悩まないで/あなたの「しんどい」をほぐす本 shindoi_hogusu9.jpg

 
※この記事は『あなたの「しんどい」をほぐす本』(著:Poche 、イラスト:もくもくちゃん/KADOKAWA)からの抜粋です。

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