定期誌『毎日が発見』の読者アンケートで実施中の「大人世代の意識調査」。今回は、「寒い時期に食べたい料理」について聞きました！ 豚汁、寄せ鍋、おでんはもはや王道。地域や家族でこれは！というのもあるかもです。
思い出にほっこり
温かい料理のエピソードをさまざま寄せていただきました。
「囲炉裏でおじやを作る母。ちゃぶ台に茶碗、酒（どぶろく）を用意する父。私のまぶたの奥の夕食の風景です」
「私が現役の給食調理員だった頃、何人かの園児がクリームシチューをご飯にかけて食べるので注意すると、『パパもやってる、この方がおいしいんだもん』と。懐かしい思い出です」
「夫がぜいたくな材料で作ってくれたブイヤベース。まずいはずがない。材料費を思い浮かべたら食欲が落ちた...。いまとなってはこれもいい思い出です」
「食糧難世代の亡き母。３人の子どもを育てるため、創意工夫してくれたことに、自分が親の年になってあらためて感謝です。ありがとう」
懐かしい思い出は心も温めてくれますね。
寒い時期に食べたい料理は？
2022年10号読者アンケートはがきより
お答えからピックアップ
郷土の温か料理
● 具雑煮は島原名物のお雑煮です。鰹節で出汁をとり、いろんな野菜と鶏もも肉を入れて具だくさん。おいしいですよ。
● 静岡出身なので静岡おでん、主人に合わせて関東風と作るときによって味を変えています。ただ静岡おでんのつゆは実家のスーパーに行かないと、こちら（神奈川県）ではありません。私はちくわぶはなくていい。家族はちくわぶ大好き。黒はんぺんが好きな私。家族は白はんぺん。
● 山形といえば河原で食べる里芋とこんにゃくの芋煮。一升瓶を置いて酒盛り。秋の名物。
● もつ鍋は博多の味。大人になって出合った鍋。キャベツなど野菜がたくさん、もつでコラーゲンが摂れて、肌がすべすべになる気がします。
● 名古屋出身です。味噌煮込みに具をたくさん入れて熱々がおいしい。
● 北海道で採れた時季の野菜とごぼうとれんこんをたっぷり加えた豚汁が体をポカポカにしてくれます。大好きです。味噌味です。
● 仙台のニッカウヰスキー工場見学の帰り、秋保で頂いた昼食膳に芋の子汁がありました。薄切り牛肉と大ぶりの根菜類、里芋、こんにゃく、ねぎを醬油仕立てにした椀物です。あっさりして体が温まり、以来我が家の冬の定番になりました。見学は震災１年前のことで、とてもインパクトある思い出と重なります。
イラスト／やまだやすこ
