お弁当袋やお客様用カトラリーも! キッチンの「ゆる捨て」お試し

いつの間にかものが増えて使いづらくなってしまったキッチン。なんとかしたいけれど、丸一日かけて掃除したり、大がかりな収納を考えるのはおっくうですよね。そこで今回ご紹介するのは、気軽に取り組める「ゆる片付け」。主婦ミニマリスト筆子さんに教えてもらった「ゆる捨て」で不用品がどのくらい見つかるのか、読者さんに体験してもらいました。結果は果たして!?

【前回】読者が「キッチンゆる捨て」で、食器棚と引き出しから使わない食器が続々...!

こんなものがゆる捨て対象です

・使用頻度が低いもの
・同じ用途のもの
・重いもの
・破損しているもの
・汚れているもの
・使いにくいもの
・古いもの

レンジ台の引き出し

なんとなく突っ込んだままのお弁当袋やカトラリーがぎっしり

布ものや客用カトラリーをしまっていましたが、実はあまり使わないものが多いゾーン。

「捨てるのももったいないと思ってとっておいたけど...そろそろ処分のしどきかもしれません」

捨てたもの

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パッと見ただけでこんなにたくさんの不用品が! 「未使用のカトラリーはいただきもの。使うのも捨てるのもできなかったけど、持っていても使わないとふんぎれました」

【Before】

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【After】

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不用品を捨てたら、本当に使いたいセットが取り出しやすくなりました。「未使用のものがたくさんありましたが、思い切って処分できて良かったですね」(筆子さん)

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全然使ってないものばかり!

【Before】

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【After】

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登山をしていた頃に使ったお弁当袋や水筒袋がごっそりとゴミ袋へ。「昔使っていたものはまた使うかもと考えがちですが、いまの生活を軸に考えましょう」(筆子さん)

ゆる捨てを終えて

思った以上に処分できるものが見つかりました!

「捨てるものは何もないと思ったのに、やってみると見つかりますね。だんだんコツがつかめて、最後はかなり早く不用品を見つけられるようになりました。かさばるものや重いものは、トレーに集めてからゴミ袋に入れるようにするとラクでした」(読者さん)

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キッチンも使いやすくなった

筆子さんからのアドバイス

捨てる勇気を出せたところを、まずたたえたいと思います!

整理整頓が得意な人ほど、どうでもいいものをいつまでも持ちがち。

収納し過ぎない方が、ガラクタはたまらないことを覚えておいてください。

収納場所が足りない場合、大皿やすし桶など、年に数回、決まったタイミングでしか使わないものは、台所から出して他の部屋に置くのも一つの方法。

よく使うものが出しやすくなりますよ。

もっと知りたい! ゆる捨てQ& A

Q1.ゆる捨てをしてもまだスッキリしません
A.スッキリしたと思えるまで何度でもトライしましょう

目指すゴールにもよりますが、イメージするスッキリ感が得られないうちは、さらに続ける必要あり。1日15分のゆる捨てを何度も繰り返してください。回数を重ねるうちに、ガラクタを見抜く目が養われてどんどん捨てられるようになります。

Q2.だんだん捨てるものが見つからなくなりました
A.写真を撮って客観的に見てみるのも手

不用品がなくなったらゆる捨て作業はストップ。ただし「捨てるものが見つからない」と思っていても、意外とまだまだあるもの。食器棚や引き出しの中の写真を撮って客観的に見てみると、見落としていた不用品に気付きますよ。

Q3.15分以上かかってしまいます
A.一気にものを出すと終わりません。目視しながら間引きしてみて

たくさんのものを一気に床にぶちまけてしまっていませんか?  それを戻すだけでも時間がかかってしまうので、広げずに不用品をつまみだす要領でやってみて。集中するためにも、15分のタイマーは忘れずにセットしておきましょう。

Q4.キッチン以外も同じやり方でいい?
A.どの場所も基本は同じなので別のエリアにも挑戦してみて

ゆる捨ての技術は家じゅうに応用できます。クローゼット、押し入れ、納戸、洗面所などいろいろな場所でやってみましょう。1日15分、捨てやすいもの・捨てやすい場所から始める、ふだん使っていないものを捨てるという意識で取り組んで。

取材・文/シェルト*ゴ(佐藤由香、堀井明日香) 撮影/三佐和隆士

 

<教えてくれた人>

筆子さん

カナダ在住60代の主婦ミニマリスト。20代でものの多さに気付き、シンプルライフを志す。持たない暮らしや節約術を綴ったブログ「筆子ジャーナル」も人気。『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA)など著書多数。

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この記事は『毎日が発見』2022年11月号に掲載の情報です。

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