手指が痛む...おもな症状と特徴をチェックして、あなたの「病気」を特定しよう

関節リウマチ

手指が痛み、関節に腫れや変形が起こるなど、症状はへバーデン結節とよく似ています。

ただし、手指の使い過ぎなどとは関係なく、関節リウマチは自己免疫疾患のひとつです。

自己免疫疾患とは、体にもともと備わっている免疫機能(病気と闘う力)が乱れ、正常な細胞にも過剰に反応してしまうために起こる症状です。

関節リウマチの場合は、関節を包んで守っている「滑膜」という組織を免疫が攻撃してしまい、炎症が起こります。

滑膜に炎症が起こると手足の指の関節が腫れて痛み出し、進行すると滑膜に包まれた骨まで破壊されて、変形がひどくなってしまいます。

手指だけでなく、ひじやひざなど全身の関節に広がっていき、痛みやしびれなどとともに、だるさや微熱、筋肉痛なども起こってくるのが厄介です。

遺伝的な要因で発症すると言われ、30代、40代の女性に多く見られるのが特徴です。

血液検査やエックス線検査などで診断でき、抗リウマチ薬などでも治療できるので、心当たりがある場合には、医療機関で速やかに受診しましょう。

【おもな症状&特徴】

□ 関節に痛みやしびれが起こる
□ 関節が変形する
□ 指全体がむくんで腫れぼったくなる
□ 手指だけでなく、全身の関節にも症状が表れる
□ だるさ、筋肉痛、微熱、食欲不振などの症状も伴う

手指が痛む...おもな症状と特徴をチェックして、あなたの「病気」を特定しよう P049_01.jpg手指が痛む...おもな症状と特徴をチェックして、あなたの「病気」を特定しよう P049_02.jpg

関節内の骨が破壊され、変形がひどくなる

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※この記事は『全国から患者が集まる麻酔科医の へバーデン結節・手指の痛みの治し方』(富永喜代/KADOKAWA)からの抜粋です。

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