こんにちは、あぽりです。
夫と、大学生の息子と、高校生の娘の、4人家族です。
私には1年半前に倒れてから要介護1になった母がおります。
前回の記事:「ごはんゆっくり作っていいよ♪」じゃない!母の看病の日々、夫に悶々/あぽり
母の看病に疲れていた私は、夫が家でゴロゴロして何もしようとしない事にモヤモヤを募らせていましたが、いちいち文句も言わず、不満だけ抱えて毎日を過ごしていました。
それよりも、このまま寝たきりになってしまうであろう母の事の方が気がかりで、そちらの方に大きな不安を抱えていました。
あまりにも不安になり過ぎて、私は自分の体調を崩してしまい、心臓なのか肺なのか胃なのか食道なのかどこが悪いのか分からなくて精密検査を受ける事になりました。
結果は「異常なし」。
原因はストレスによるものと診断されました。
思い当たる事はありますか?と聞かれて、あり過ぎて笑ってしまったくらい(笑)
薬が割と効いてくれたので、薬を飲みながらまた日常を過ごしていたのですが、
夫に、心の方を支えてもらおうと思いました。
泣き言を言おうと思いました。
母が寝たきりになってしまうかもしれない。
これからの生活の事、
仕事の事、お金の事、
そんな心配は友達には気軽に話せないし、一番近くにいて、全ての流れを把握している人、
それは夫以外にはいない。
いつものように夫はテレビを見ていましたが、録画の物だというのを確認して、私は切り出しました。
だけど夫の反応は私が想像していたのとは違うものでした。
無駄...?
母の話が無駄?
気が付くと、私は持っていたコップを投げつけていました。
突然の事に、夫が心から驚いているのが分かりました。
慌てて起き上がって、テレビを切りました。
そして、一度話し始めると止める事が出来なくなりました。
「そうだよ、解決しないんだよ。
話したって何も解決しないよ!
だけど、それでも毎日考えるでしょ。
毎日、毎日、どうしたらいいのか、
毎日、毎日、考えるんだよ」
「解決する問題以外は相談してはいけないの?
愚痴を言ってはいけないの?
それを聞いてくれる人が、
全てを分かっている人が
こんなにそばにいるのに、
その人には頼れないの?
私は一人で抱えていなければいけない?」
「それなら私のこの先の人生にあなたは必要ないです」
頭に血が上っている私は、もう、明日家を出て行こうと思いました。
今となっては、そこまで感情的にならなくても良かったのにと思うのですが、その時の私は、突然降って湧いた介護という現実に自分が思っているよりもダメージを受けていたのです。
そして、夫への不満が、沸々と溜まっていたせいもあります。
こんな状態でも子供達の将来は心配で、私は2人を大学まで卒業させてあげられるような経済力は持たないな、なんて冷静に考えている自分もいました。
血が上った自分の頭の中が一気に冷えていくのが分かりました。
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