ラップのかけ方は? 電子レンジ調理で大切なポイント(2)

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電子レンジ、いつも「温め機能」だけを使っていませんか? 「温め」だけなんてもったいない! 電子レンジを使えば減塩&減油調理が可能。また、少人数の料理をおいしく仕上げるのに最適なのです。料理研究家の村上祥子さんに、電子レンジを調理に活用する方法を教えてもらいました!

前の記事「電子レンジ調理のイロハについて知りましょう(1)」はこちら。

◎加熱容器の選び方

電子レンジ調理に使える容器
電子レンジ調理の際には必ず「耐熱性のある容器」を使います。
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使えない容器
耐熱温度が140℃未満の容器は不向きです。
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◎ラップのかけ方で仕上がりが変わる
ラップは電子レンジ調理のふた代わりです。ラップのかけ方によって水蒸気や水分量の調整ができるので、料理により、両端をあけてかける/ラップをふんわりかける/ラップをかけない、と使い分けます。

201705_髮サ蟄舌Ξ繝ウ繧キ繧呵ェソ逅・1705p032_03.jpg 【両端あけラップ】
ほとんどの料理で使う基本のかけ方
耐熱ボウルや耐熱皿の両端を5㎜くらいずつあけるかけ方。水蒸気が適度に逃げて、煮物や汁物が水っぽくならずに仕上がります。


201705_髮サ蟄舌Ξ繝ウ繧キ繧呵ェソ逅・1705p032_04.jpg 【ふんわりラップ】
水分量の少ない素材のときのかけ方
空気を含ませるように、全体にふんわりとかけます。中に水蒸気がこもるので、水分量の少ない食材の加熱や野菜のアクを抜くときに。

【ラップなし】
水分を飛ばすときのかけ方
材料の水分を飛ばしてパリッとさせるときや汁気を飛ばす際はラップは不要です。きんぴらやつくだ煮を煮詰めたり、揚げものを温め直すときに。



201705_髮サ蟄舌Ξ繝ウ繧キ繧呵ェソ逅・1705p032_05.jpg クッキングペーパー+小皿で味をしみ込ませる
煮物や味をしっかりつけたいときは、材料にクッキングペーパーをかぶせ、小皿をのせて落しぶた代わりにすると、よく味がしみます。


加熱中に時々様子を見る
加熱時間はあくまで目安と考えてください。食材の状態や使っている容器の大きさ、厚さなども影響します。お鍋で調理するときの火加減と同じで、よいにおいがしてきたら加熱中でも時々様子を見て、そのつど時間を調節、加減してください。

加熱後はすぐ取り出す&混ぜる
加熱が終了したら、すぐ取り出してください。そのまま置くとレンジ庫内には電磁波が残っていて余熱が進んでしまいます。出したらラップもすぐに外して、よく混ぜます。電子レンジ調理は調味料と食材から出る水分で調理するので、よく混ぜて味を均一にします。



次の記事「食材の破裂を防ぐ! 電子レンジ調理で失敗しないためのポイント(3)」はこちら。

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<教えてくれた人>
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん
料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。食材の持つ力で健康寿命の延伸を図る研究に関与する同大学にある「村上祥子料理研究資料文庫」で50万点の資料が一般公開されている。

この記事は『毎日が発見』2017年5月号に掲載の情報です。
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