スマートフォンを便利に使いこなせていますか? 大人女性や、大人女性の親の世代では、まだまだ「スマホが苦手」という人も少なくないと思います。そこで今回は、20年にわたって携帯電話業界を取材し続けているジャーナリストの村元正剛さんに、「動画を撮って、保存する方法」について教えていただきました。
なにこれ? どうするの?
【今月の相談】
Q.動画を撮って、保存するにはどうしたらよい?
A.「カメラ」アプリで撮影できます。趣味や思い出づくりに役立てましょう
スマホ(※1)のカメラは動画を撮ることもできます。
家族団らんの場面や、ペットの愛らしい動作などを撮影しておけば、繰り返し見ることができます。
旅行で訪れた景色を撮ると、そのときに聞いた音も残せます。
また、習い事をしている人は、先生が示すお手本を撮らせてもらえば、自習に生かすこともできるでしょう。
動画を撮るには、「カメラ」アプリを起動し、最初に「写真」と表示される部分を右になぞって「ビデオ」に合わせます。
録画開始ボタン(画面に表示される丸いマーク)を押すと録画が始まり、もう一度押すと終了します。
なお、ほとんどの機種は録画を一時停止することはできません。
機種にもよりますが、数分程度までの短い動画の撮影に適しています。
撮影中はスマホをなるべく動かさないように注意しましょう。
※1 スマホは大きく分けて、iPhoneとAndroidの2種類があります。Androidは、京セラ、サムスン、シャープ、ソニー、FCNTなど、多くのメーカーが製造しています。
タップとは、画面上の記号や項目を指先で軽く1回たたく基本操作です。
操作手順の説明に用いている画面は例です。
機種によって表示される画面が異なる場合があります。
こんな場面で動画を撮っておくと便利です
1.先生のお手本を撮らせてもらう
習い事をしている人は、先生が示す見本などを撮らせてもらうと、家での復習に役立つこと請け合い。必ず、許可を取ってから撮影しましょう。
2.写真には写せない景色
1枚の写真には収まらない広い景色は、スマホをゆっくり動かしながら動画で撮るのがおすすめ。海や滝、花火など、動きや音がある景色も動画で撮っておくと、より思い出深いものとなるでしょう。
3.メッセージビデオも撮れます
自分の誕生日や母の日などに、家族にひと言を話してもらい、それを撮影しておいても記念になるでしょう。家族のお祝いの場に出席できない場合には、前面カメラで自分がメッセージを話す姿を撮影して、LINE (※2)で送ると喜ばれるはずです。
※2 LINE:メッセージのやり取りや無料通話ができるアプリ。iPhoneは「App Store」から、Androidは「Playストア」から入手できます。
動画の撮り方 & 撮った動画の見方
【iPhone】
「写真」のままでも撮影可能
iPhoneの「カメラ」を起動すると、まず写真を撮れる状態になります。機種によっては「ビデオ」に合わせなくても、「写真」のままでシャッターボタンを長押しすると、押し続
けた時間の動画を撮ることができます。
撮影した動画は「写真」に保存されます。動画には「0:19」というように録画時間が表示さ
れます。見たい動画をタップすると、画面に大きく表示されて再生されます。
【Android】
撮影した動画は「フォト」に保存されます。動画には「0:27」というように録画時間が表示されます。見たい動画をタップすると、画面に大きく表示されて再生されます。
横向きで撮るのもおすすめ
iPhone 、Androidのどちらも、スマホを横向きにして、動画を撮ることもできます。撮った動画をパソコンやテレビで再生できる場合は、横に長い画面で撮っておくことをおすすめします。
《撮った動画はLINEで送れます》
撮影した動画はLINEやメールで送ることができます。送信と受信には、動画のデータサイズ(画質や長さによって異なる)に応じたデータ通信料がかかります。なお、LINEは自動でデータサイズが小さくなり、通信料が安く済むので、なるべくLINEを使うことをおすすめします。上はLINEで動画を送信した場合の画面例です。
文/村元正剛 イラスト/サノマキコ