「お尻の穴」を締めて代謝アップ! 「肛門筋ダイエット」でぽっこりおなかや不調を解消

薄着で露出が増える夏は、ボディラインが気になる季節。
でもハードな運動や食事制限は無理――とあきらめモードの方も多いのではないでしょうか?
そこで、著書『お尻の穴を締めるだけ!肛門筋ダイエット』(KADOKAWA)が話題のヨガクリエイター・ayaさんに、いつでもどこでも手軽にできる「肛門筋ダイエット」について聞きました。

※本記事は『お尻の穴を締めるだけ!肛門筋ダイエット』から一部抜粋・編集しました。

「お尻の穴」を締めて代謝アップ! 「肛門筋ダイエット」でぽっこりおなかや不調を解消 10966384_615.jpg

「肛門筋」のゆるみがぽっこりおなかや不調の原因に

何をやってもやせない、リバウンドを繰り返してしまう――。

それは「肛門筋のゆるみにより体の土台が安定していないから」とayaさんは言います。

体の土台となる骨盤は、複数の骨で構成され、筋肉で支えられています。

その筋肉の中心が「骨盤底筋」で、肛門のまわりにある「外肛門括約筋(以下「肛門筋」)は骨盤底筋のひとつ。

肛門筋がゆるむと骨盤が傾いて姿勢がくずれ、下腹部がぽっこり出たりお尻がたれたりと、体形のくずれにつながるのです。

肛門筋のゆるみは骨盤底筋の衰えにつながり、内臓を支えられなくなることで、血行不良や機能低下などの不調を招きます。 「お尻の穴」を締めて代謝アップ! 「肛門筋ダイエット」でぽっこりおなかや不調を解消 骨盤底筋イラスト.jpg 1日のほとんどを座って過ごす、出産経験がある、便秘や下痢になりやすい、尿モレがある――。

こんな人は肛門筋のゆるみがはじまっている可能性があります。

一方で、肛門筋は自分で締めてゆるめることで、強化することが可能。

肛門筋を鍛え、怠けていた筋肉に刺激を与えることで、基礎代謝を上げてやせ体質になり、イキイキと動ける体を目指せるのです。

まずは肛門を締める感覚をつかんで、日常生活に取り入れて

「穴トレ」の超基本はいたって簡単。

お尻の割れ目を閉じて、お尻の穴をキュッと寄せるだけ。

これだけで下腹部に力が入り、おなかがのびて姿勢がよくなるのが実感できます。

肛門を締める感覚がつかめてきたら、お尻の穴を締めたまま、前、後ろ、横と2~3歩ずつかかとを上げて歩いてみて。

日常生活のなかで意識して行うことで、体に覚えこませていきます。

超基本①お尻の割れ目をふわっと閉じる

「お尻の穴」を締めて代謝アップ! 「肛門筋ダイエット」でぽっこりおなかや不調を解消 超基本1.jpgお尻の筋肉をかたくせず、やさしく閉じる。

ホットドッグのパンのように具材をふわっと挟むイメージで。

超基本②お尻の穴のシワをキューッと中心に寄せる

「お尻の穴」を締めて代謝アップ! 「肛門筋ダイエット」でぽっこりおなかや不調を解消 超基本2.jpgお尻の筋肉に力はいれず、お尻の穴のシワを寄せて肛門を締める。

このとき、下腹部に力が入り引き上がる感覚があればOK。

息は止めずに自然な呼吸をしながら5 ~ 30秒キープ。

「穴トレ」基本のトレーニングで下半身もスッキリ

お尻の穴を締める感覚がつかめたら、足の動きを加えた「穴トレ」基本にトライしてみましょう。

肛門筋と連動する内転筋も同時に鍛えることで、体の土台がより安定するだけでなく、下半身がすっきりとしてきます。

1足をそろえて真っ直ぐ立ち、お尻を閉じる 「お尻の穴」を締めて代謝アップ! 「肛門筋ダイエット」でぽっこりおなかや不調を解消 基本1-1.jpg足の親指のつけ根で地面をしっかりと踏み、足をそろえて立つ。

お尻の割れ目をふわっと閉じ、骨盤を立てて太ももの後ろをのばす。

ひざが開かないよう注意して

2つま先を外に向け足全体を開く 「お尻の穴」を締めて代謝アップ! 「肛門筋ダイエット」でぽっこりおなかや不調を解消 基本1-2.jpgお尻の穴のシワをキュッと寄せ、足全体を外側へ開く。

足首だけではなく、足のつけ根から動かして。

かかと、ひざが離れないように内ももを使いましょう。

座ったままでもできる!「穴トレ」+「足パカ」で下半身強化

1椅子に浅く座り、ひざをつけてかかとを上げる 「お尻の穴」を締めて代謝アップ! 「肛門筋ダイエット」でぽっこりおなかや不調を解消 基本2-1.jpg座面にお尻をベタッとつけず、割れ目を閉じて骨盤を立てて座る。

背もたれには寄りかからない。

足が開かないようひざとかかとをつけ、かかとを上げる。

手はひざの上に置いて。

2肛門を締め、かかとを上げたまま両ひざを外へ開く 「お尻の穴」を締めて代謝アップ! 「肛門筋ダイエット」でぽっこりおなかや不調を解消 基本2-2.jpgお尻の穴のシワをキュッと寄せ、かかとの内側はつけたまま足を開く。

手は添える程度で内ももを使って動かして。

股関節まわりの柔軟性も高まり、めぐりのいい体に 「穴トレ」で体の土台づくりからはじめることで、姿勢が安定し、疲れにくく動ける体に変わっていきます。

まずは2~3週間を目安に、自分のペースで無理なく続けてみましょう。

撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)

イラスト/井上明香

 

教えてくれた人

ayaさん

ヨガクリエイター。ヨガスタジオ『syaraaya』主宰。食、美、健康、ボディメイクなど「美しく魅せる」をテーマに、オリジナルのクラスを月200レッスンこなし、女性から はもちろん、男性や多くのアスリートからも支持されヨガ界の先駆者的存在となっている。

ayaさんから直接レクチャーを受けられるイベントが2022年8月14日(日)に開催! イベントの詳細、申し込みは下記より。

https://t.livepocket.jp/e/uhjnf


「お尻の穴を締めるだけ!肛門筋ダイエット」


HP http://www.aya-yoga.com/

Instagram @aaya.yoga

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