食欲が落ちがちな夏にぴったり! シェフが教える「夏野菜の和風ピクルス」のレシピ

まろやかなうま味の和風ピクルスは、食欲が落ちがちな夏にぴったり。漬物のようにそのまま食べたり、おかずにアレンジして酢のパワーを積極的に取り入れてみませんか。料理研究家でシェフの川上文代(かわかみ・ふみよ)さんに「和風ピクルスの作り方」を教えてもらいました。

【前回】夏の「食欲低下」や「疲労回復」に! 夏野菜の「和風ピクルス」がおすすめ

好みの野菜と漬け汁で。ピクルスを作ってみましょう

野菜1 つで作れる気軽さが魅力のピクルス。

今回は夏におすすめの味をご紹介します。

レシピの野菜以外でも作れるので、アレンジも楽しんで。

さっぱりした味わいで洋食にも合う
「きゅうりのしょうがピクルス」

食欲が落ちがちな夏にぴったり! シェフが教える「夏野菜の和風ピクルス」のレシピ 2207_P038_01_W500.jpg

全量分128kcal/塩分4.8g

材料(作りやすい分量・約700mlの容器1個分)
きゅうり...3本(300ℊ)
(A)酢...3/4カップ   
(A)水...1と1/2カップ
(A)砂糖...40ℊ
(A)塩...小さじ2
(A)赤とうがらし...1本
(A)しょうがのせん切り...1/2かけ分

作り方
(1)きゅうりはいぼがあれば包丁でこそげ落とし、両端を落とす。4cm長さに切り、1つを縦4等分に切る。

(2)鍋に(A)を入れて火にかけ、煮立ったら(1)を加える。再び煮立ったら火を止めてそのまま冷まし、保存容器に入れて2時間以上おく。

【この野菜でも】なす、ズッキーニ、とうがん、パプリカ

昆布と梅干しでうま味をプラスします
「みょうがの梅干しピクルス」

食欲が落ちがちな夏にぴったり! シェフが教える「夏野菜の和風ピクルス」のレシピ 2207_P038_02_W500.jpg

全量分183kcal/塩分5.5g

材料(作りやすい分量・約700mlの容器1個分)
みょうが...15個(300g)
(A)酢...2/3カップ
(A)水...1と1/2カップ
(A)昆布(3cm四方)...1枚
(A)梅干し...4個
(A)塩...小さじ1
(A)砂糖...60g

作り方
(1)みょうがは黒ずんでいる部分があれば取り除く。

(2) 鍋に(A)を入れて火にかけ、煮立ったら(1)を加える。再び煮立ったら火を止めてそのまま冷まし、保存容器に入れて2時間以上おく。

【この野菜でも】オクラ、しょうが、長いも、玉ねぎ

じっくり焼いて、甘味を引き出して

「焼きかぼちゃのはちみつピクルス」

食欲が落ちがちな夏にぴったり! シェフが教える「夏野菜の和風ピクルス」のレシピ 2207_P038_03_W500.jpg

全量分349kcal/塩分5.3g

材料(作りやすい分量・約700mlの容器1個分)
かぼちゃ...300ℊ
(A)しょうゆ、みりん...各小さじ2
(B)酢...3/4カップ
(B)水...1と1/2カップ
(B)塩...大さじ1/2
(B)はちみつ...70ℊ

作り方
(1)かぼちゃはところどころ皮をむき、5cm長さ、1cm幅のくし形に切る。(A)をまぶし、オーブントースターまたは魚焼きグリルに並べて10分ほど焼く。

(2)鍋に(B)を入れて火にかけ、煮立ったら(1)を加える。再び煮立ったら火を止めてそのまま冷まし、保存容器に入れて2時間以上おく。

【この野菜でも】とうもろこし、ゴーヤ、セロリ、にんじん

鮮やかな赤や黄色が料理のアクセントに
「パプリカの白だしピクルス」

食欲が落ちがちな夏にぴったり! シェフが教える「夏野菜の和風ピクルス」のレシピ 2207_P038_04_W500.jpg

全量分222kcal/塩分4.5g

材料(作りやすい分量・約700mlの容器1個分)
赤・黄パプリカ...各1個(正味150ℊ)
(A)酢...3/4カップ
(A)白だし...大さじ3
(A)塩...小さじ1/2
(A)砂糖...40ℊ

作り方
(1)パプリカは4cm長さ、1cm幅の棒状に切る。

(2)鍋に(A)を入れて火にかけ、煮立ったら(1)を加える。再び煮立ったら火を止めてそのまま冷まし、保存容器に入れて2時間以上おく。

【この野菜でも】カリフラワー、セロリ、トマト、きゅうり

※保存容器は完全に乾いた清潔なものをお使いください。

※栄養量は漬け汁を除く全量分で計算しています。

取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト*ゴ) 撮影/吉田篤史 栄養計算/スタジオ食

 

<教えてくれた人>

料理研究家&シェフ
川上文代(かわかみ・ふみよ)さん

「デリス・ド・キュイエール 川上文代料理教室」主宰。辻調理師専門学校を卒業後、同校、グループ校にてプロ料理人の育成に関わる。本格的なフレンチ、イタリアンの技術を礎に家庭料理に至るまで、オリジナリティ豊かな料理を提案。テレビ、雑誌等でも活躍中。

この記事は『毎日が発見』2022年7月号に掲載の情報です。

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP