実は緑黄色野菜と同じくらい栄養が豊富! 栄養がたっぷり残る「茶がらをおいしく活用」するレシピ

新茶が出回るこの時期は、一年のなかでもっともおいしい緑茶がいただけるとき。そこで、おいしく味わういれ方のコツや、注目の健康効果をあらためて専門家に聞いてみました。今回は、日本茶ソムリエの柳本あかねさんに教えてもらった「茶がらをおいしく活用するレシピ」を紹介します。

【前回】日本茶ソムリエが教える「緑茶をおいしく飲む」いれ方。コツが分かれば誰でも簡単!

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香味野菜のような感覚で手軽においしく食べられます

緑茶は飲みもののイメージが強いですが、茶葉は緑黄色野菜と同じくらい栄養が豊富。

β-カロテンをはじめとするビタミンや、カルシウム、食物繊維、たんぱく質など多くの栄養素が含まれています。

「茶がらにも栄養が残っているので、捨てずに料理に活用しましょう。香味野菜のように使えますが、意外とクセがないので、肉だねに混ぜたり、ふりかけにしたり、いろいろな食べ方ができますよ」(前出・岩﨑さん)

今回は、数回分の茶がらで作れる簡単レシピをご紹介。

意外なおいしさを楽しんで!

ほんのりとしたお茶の香りが味わい深い

「緑茶入りつくね」

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1人分242kcal/塩分1.3g

材料(2人分)
茶がら...20g(煎茶小さじ2〈約4g〉分)
鶏ひき肉...200g
玉ねぎ...1/8個
(A)溶き卵...1/2個分
(A)塩・こしょう...各少々
(A)酒...小さじ2
サラダ油...小さじ1
(B)しょうゆ...小さじ2
(B)みりん...小さじ1
レモンのくし形切り...1切れ
大根おろし...適量

作り方
(1)茶がらは水けを絞る。玉ねぎはみじん切りにする。

(2) ボウルにひき肉、(A)を入れて混ぜる。粘りが出てきたら(1)を加えて混ぜ、6等分にして小判形に成形する。

(3)フライパンにサラダ油を中火で熱し、(2)を入れてふたをする。1分ほど焼いたら弱火にして3分焼く。裏返して同様に焼き、 (B)を加えてからめる。器に盛り、大根おろしとレモンを添える。

茶がらは細かく刻むだけ。ジェノベーゼソース風
「白身魚のソテーグリーンソース」

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1人分192kcal/塩分1.0g

材料(2人分)
茶がら...30g(煎茶大さじ1〈約7g〉分)
たらの切り身(好みの白身魚でも)...2切れ
ミニトマト...8個
にんにくの薄切り...1枚 
塩・こしょう...各適量
(A)オリーブ油...大さじ1
(A)粉チーズ...小さじ1
(A)塩・こしょう...各少々
オリーブ油...小さじ1

作り方
(1)茶がらは水けを絞り、細かく刻む。にんにくはみじん切り、ミニトマトはヘタを取り、半分に切る。たらは塩、こしょう各少々をふる。

(2)ボウルに茶がらとにんにく、(A)を入れて混ぜ、ソースを作る。

(3)フライパンにオリーブ油を弱めの中火で熱し、たらの皮目を下にして焼く。火が通ったら裏返し、両面を焼く。ミニトマトを加え、さっと炒めて塩、こしょう各少々をふる。器にたら、ミニトマトを盛り、たらに(2)をかける。

お茶の香りが加わって、上品な一品に
「中華風炒め焼きそば」

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1人分436kcal/塩分2.6g

材料(2人分)
茶がら...30g(煎茶大さじ1〈約7g〉分)
えび...150g
ピーマン...2個
長ねぎ...1/2
にんにく...1/2片
中華蒸し麺...2袋
塩・こしょう...各少々
サラダ油...大さじ1
(A)オイスターソース・しょうゆ...各小さじ2
(A)ごま油...小さじ1
(A)塩・こしょう...各少々

作り方
(1)茶がらは水けを絞る。えびは殻をむき、背わたを取って片栗粉(分量外)で軽くもみ洗いする。流水で洗い、水けを拭いて塩、こしょうをふる。ピーマンは縦半分に切り、横5mm幅に切る。長ねぎは斜め切り、にんにくはせん切りにする。

(2)中華麺は袋のまま電子レンジ600Wで2分加熱し、取り出してほぐす。

(3)フライパンにサラダ油を熱し、にんにく、長ねぎ、えび、ピーマンを炒める。(2)を加えて炒め合わせ、(A)、茶がらを加えて炒め合わせる。

保存食にも!

茶がらとじゃこのしっとりふりかけ

じゃこといっしょに炒めると、番茶のような香ばしさが加わり、苦味がいいアクセントに。
冷蔵で3~4日、冷凍で2週間保存可能。

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大さじ1分13kcal塩分0.2g

材料(作りやすい分量)と作り方
(1)茶がら90g( 煎茶大さじ3〈約20g〉分)は水けをしっかりと絞る。

(2)フライパンにごま油小さじ2を中火で熱し、ちりめんじゃこ20gを炒める。水分がとんだら(1)を加えて弱火にし、炒め合わせる。香ばしさが出たらしょうゆ、みりん、白いりごま各小さじ2、塩少々を加えて調味する。

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監修/柳本あかね 取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト*ゴ) 撮影/吉田篤史 イラスト/佐藤 繁

 

<教えてくれた人>

日本茶ソムリエ
柳本あかね(やなぎもと・あかね)さん

幼いころより地元静岡のおいしいお茶に慣れ親しむ。古民家を利用した日本茶カフェをオープン。ていねいにいれたお茶の深くまろやかな味で人気に。現在は本業のデザイナーとしての仕事の傍ら、東京・飯田橋にて「お茶とお酒 茜夜」を営む。

この記事は『毎日が発見』2022年5月号に掲載の情報です。
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