意外と雨の多い4月...。「てるてる坊主」でお日様乞い/暮らしの晴れ間

静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。定期誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々の暮らしをゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「てるてる坊主と花盛りの庭」をお届けします。

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4月も後半になると庭は花盛り。毎春の定番・スイートピーや矢車草、ジギタリス、勿忘草(わすれなぐさ)のほかに、デルフィニウムやバラも咲き出しました。

晴れたのは、てるてる坊主のおかげです

菜種梅雨ともいわれて意外と雨の多い4月。

咲き出した庭の草花が濡れて下を向いてしまわないかと心配で、てるてる坊主を作りました。

お父さんみたいな大きいのから小さい赤ちゃんまで、家族みたいにたくさん...。

窓辺につるしてお日様乞いをしたら願いが届いて、今日は青空。

日差しを浴びて花たちもうれしそうです。

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着なくなった古いTシャツで作ったてるてる家族。

布地を四角く裁ち、中央に丸めたティッシュペーパーを置いて、麻ひもで首元を結んでいます。

残り毛糸やリボン、鈴の付いたチェーンなどをストールみたいに巻いて、みんなおしゃれに。

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外を歩きたくなる季節。

麻ひもを四角く細編みして、買ったばかりのスニーカーに結び留めました。

青い大きなビーズがアクセント。

散歩が楽しくなりそうです。

4月の定番総菜:野蒜(のびる)のおかかあえ

散歩道の脇に野蒜を見つけて、さっそく収穫。根の部分を切り、きれいに洗ってからおかかとあえ、適量のしょうゆを垂らしてできあがり。鼻に抜ける野性的な香りと食感がうれしい一品です。

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取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地

 

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年、愛知県生まれ、静岡県熱海市在住。幼い頃からお小遣いを全て花代に使ったという生粋のガーデナー。著書に『小さな庭に四季をつくる』(主婦と生活社)ほかがある。

この記事は『毎日が発見』2021年4月号に掲載の情報です。

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