マスク生活が始まってメイクがしっくりいかない...。そう感じる人も増えたのではないでしょうか? 同じメイクでもマスクの色や形によって顔の印象は変わるものです。マスクメイクのスペシャリストざわちんの著書『品よく可愛いが叶う 大人のマスクメイクBOOK』(アスコム)より、マスク美人のメイク方やマスクメイクの基本、エイジング対策、スキンケアなどマスク時代のメイク術をご紹介します。
マスクメイクの三カ条は、立体感、たれ目、
そして、笑顔に見えること
今までの一般的なメイクと違い、マスクメイクならではの三カ条として挙げられるのは、「立体感を出すこと」「たれ目をつくること」「笑顔に見えること」。
目元しか見えないマスクメイクだからこそ、この3つが重要になってきます。
マスクは1枚の布で、顔半分を覆っている状態。
立体感は、マスクで覆われたのっぺり感をカバーするために欠かせないテクニックです。
また、たれ目はやさしく女性らしい印象を与えるためのもの。
これらができていると、自然と普段から少し微笑んだような顔に見えるメイクが完成。
まわりに好印象を与えるマスク美人になれるのです。
ここでは、ポイントメイクについて、具体的に紹介していきましょう。
まず、アイシャドウですが、テラコッタ系のカラーを使い、目のきわに向かって濃くなるようなグラデーションをつくります。
さらに、二重幅より少し広めにブラウン系のカラーをのせ、引き締めることが大切です。
ピンク系のカラーを使う人も多いのですが、ピンクのみで仕上げると、目元がぼやけ、腫れぼったく見えてしまうので注意が必要です。
そして、大切なのは涙袋。
ふっくらとした涙袋が目元をやさしく見せてくれます。
下まぶたに白いアイシャドウやハイライトを入れると老けた印象になるので、ブラウン系のアイラインで涙袋の影をつくり、その影と目の間にアイシャドウと同じ色をのせると自然とぷっくりします。
アイラインは、上まぶたのみ、まつ毛の間を埋めるように引いたら、目尻はブラウン系のペンシルでたれ目に。
下まぶたにもアイラインを入れる囲みラインは、目がキツく見え、古臭い印象になるので避けましょう。
マスカラは、すっと伸びた自然なまつ毛になるように意識して。
下まつ毛はマスカラをつけないくらいのほうがナチュラルな美しさに。
アイブロウは、目と平行に近いラインが旬。
左右の眉頭が離れすぎていたり、眉頭のラインがはっきりしすぎたりしている眉はNGです。
OKメイク、NGメイクその違い、明確に知っていますか?
▼アイシャドウ
【OK】コーラルピンクで目元を華やかに!
アイシャドウは上から下に向かって濃くなるような縦のグラデーションに。二重幅より少し広い範囲にはブラウンをのせて引き締めることで、目元がはっきりします。
【Point】アイシャドウ
目と眉の間全体に明るめのベースカラーを入れ、ベースをつくります。その上にコーラルピンクを重ねていき、最後は二重幅にブラウンをのせて。ブラウンが濃くなりすぎないように注意。
【NG】腫れぼったく見える青みピンク
可愛らしい印象になると思いがちなピンクですが、グラデーションをつくらずに仕上げるとまぶたが腫れぼったく見えてしまいがち。ぼやけた印象にもなってしまいます。
【NG Point】アイシャドウ
青みのあるピンクのアイシャドウをアイホール全体にのせたメイク。引き締め用のブラウンも入れず、1色で仕上げているためのっぺりとしたまぶたになり、腫れぼったい印象に。
▼涙袋
【OK】アイブロウペンシルで影をつくる新テクニック
ブラウンのアイブロウペンシル、またはアイブロウパウダーで目の下に細く影をつくり、綿棒でぼかします。涙袋全体にコーラルピンクをのせ、その上からパール入りの明るい色を目頭から目尻に向かって2/3に入れ、ふっくら仕上げます。
【NG】白ベタでつくる涙袋は老けた印象に
少し前に流行った白く塗った涙袋。流行った当時ならOKでしたが、最近はよりナチュラルなメイクが人気なので全体的に白く塗った涙袋は卒業しましょう。
▼アイライン
【OK】たれ目をつくる目尻のブラウンライン
目頭から目尻までブラックのリキッドでまつ毛の間を埋めるようにラインを引いたら、目尻側が基本2~3㎜はみ出すくらいにブラウンのラインをたらすように入れてたれ目に見せて。
【NG】目を大きく見せようとする囲みは逆効果
ブラックのリキッドライナーなどではっきりと上下を囲ったアイライン。目を大きく見せようと入れているかもしれませんが、実は逆効果。老け顔にもなるので要注意です。
【NG】目尻の下のブラウンは厚化粧に見える
目尻にたれ目ラインと下目尻にダークブラウンのアイシャドウを入れたメイク。たれ目感は強調できるものの、厚化粧で下品に見えるのでNG。
【まとめ読み】『品よく可愛いが叶う 大人のマスクメイクBOOK』記事リストはこちら!
マスク時代に合ったメイク術からスキンケアまで全4章にわたってマスク美人の作り方を解説してくれています。