新にんじんが店頭に並び、みずみずしくて甘味がある生でもおいしい季節です。さらににんじんの色素成分β-カロテンは抗酸化力が高く、活性酸素による細胞の損傷を防いで免疫力を高め、がんや動脈硬化の予防に役立ちます。また、β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、肌荒れや乾燥肌などの肌トラブルや目の疲れ改善、鼻やのどの粘膜細胞の保護にも効果があります。そんなにんじんはたくさん食卓に取り入れたいですよね。今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、「桃の節句のお寿司に酢にんじんをプラスした活用レシピ」を教えていただきました。
桃の節句のお寿司に酢にんじんをプラス
「カップ寿司」
酢にんじんをご飯に加えれば、寿司酢は作らなくても酢飯になります。
1人分125kcal/塩分0.5g
材料(2人分)
酢にんじん...30g ※基本の酢にんじんの作り方は本記事の下部参照
刺し身(鯛、えび、いか、たこ各小2切れ、イクラ)...合わせて80g
温かいご飯...100g
青じそ...2枚
白いりごま...小さじ1/2
こしょう...少々
しょうゆ...少々
作り方
① 軽く汁をきってザクザク刻んだ酢にんじんを温かいご飯に混ぜ、カップ2個に等分に入れて、ごまとこしょうを振る。
② 青じそをちぎってのせ、刺し身をのせる。
③ いただくときにしょうゆを添える。
「まぐろの混ぜ寿司」
黄色、緑、にんじんとまぐろの赤で、にぎやかなお寿司です。
1人分455kcal/塩分1.6g
材料(2人分)
酢にんじん...100g ※基本の酢にんじんの作り方は本記事の下部参照
まぐろの刺し身...50g
(A)しょうゆ...小さじ2
(A)おろしわさび...適量
青じそ...6枚
卵...2個
ご飯...300g
(B)アマニ油...大さじ1
(B)しらす干し...20g
(B)白いりごま...小さじ1
作り方
① 青じそは4枚を残し、残りはせん切りにする。
② 卵を溶いて薄焼き卵を作り、細切りにして錦糸卵を作る。
③ まぐろはひと口大に切り、Aをまぶしておく。
④ ご飯にBを混ぜ、皿に盛る。中央にくぼみを作り、青じそ4枚を敷き、錦糸卵をのせる。軽く汁をきって刻んだ酢にんじんを散らし、まぐろとせん切りの青じそをのせる。