血行を促進し、体を温めてくれる「しょうが」は、冷え性改善に嬉しい食材として積極的に取り入れたいもの。ほかにも強い抗菌力、消化・吸収能力を高める、アンチエイジング、コレステロールの調整などしょうがの健康パワーはたくさんあります。管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに「スライス酢みそしょうが」を使った「ジンジャーステーキ」のレシピを教えていただきました。
スライス酢みそしょうが
酢とみそでしょうがを漬けます。
お肉や魚との相性もいいですし、味のアクセントにトッピングとして使うのもおすすめです。
保存期間
冷蔵で約1年間保存可能。
常温保存は避ける。
材料(作りやすい分量/できあがり約400g)
しょうが...200g(正味)
(A)みそ...50g
(A)練り白ごま...50g
(A)砂糖...50g
(A)米酢...50ml
作り方
① しょうがはよく洗って水けをふく。新しょうがは皮付きで、ひねしょうがも汚れているところだけ取り除き、1~2mm厚さの薄切りにしてボウルに入れる。
② 鍋にAを入れて火にかけ、木べらで混ぜながら滑らかに煮立ってきたら火を止める。
③ ①に②を加える。
④ 木べらでよく混ぜて常温まで冷まし、瓶に入れる。30分後から食べられる。
「ジンジャーステーキ」
1人分368kcal/塩分1.6g
材料(2人分)
牛ロース肉(ステーキ用)...1枚(140g)
塩、こしょう...各少々
オリーブ油...小さじ1
クレソン...1わ
スライス酢みそしょうが...大さじ2
万能ねぎ(小口切り)...少々
作り方
① クレソンは葉先を摘み取り、冷水に放し、パリッとさせてざるに上げる。
② 牛肉は室温にもどし、ペーパータオルに挟んで余分な水分を取り、塩、こしょうをふる。熱したフライパンにオリーブ油を引いて牛肉を入れ、中火で3分、裏返して中火で3分、両面をこんがりと焼き、取り出す。
③ フライパンに残った油にスライス酢みそしょうがを入れ、万能ねぎを加えて温め、火を止める。
④ 器に①を盛り、牛肉を幅2cmのそぎ切りにしてのせ、③のソースをかける。
取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)