乾燥が厳しくなるこの季節。お肌の悩みも増えていきます。もともと「ゆらぎ肌」に悩んでいたモデル・野崎萌香さんは、肌ケアをシンプルにし「湿活」を意識したことで、潤いある肌を維持できるようになったといいます。そんな野崎さんのノウハウをまとめた著書『肌が乾くクセを全部やめてみた。』(ワニブックス)から、現役モデルが実践する美肌ケアのメソッドの一部をお届けします。
オイル美容保湿やめて、美容液で保湿してみた。
乾燥しやすい季節に肌の油分を補うため、保湿効果の高いオイルを使用している人は多いし、香りもいいオーガニックオイルは、美容家の方など多くの人に愛されているトレンドの美容法。
オススメされたものはすべて試したい私もオイル美容に挑戦してみたのですが、気になったのは、オイルの酸化具合。
特にオーガニック系コスメに使用されている植物性のオイルは酸化しやすく、過酸化脂質となってニキビやくすみ・色素沈着の原因になりうると知りました。
肌に合わない要素が少しでもあると、すぐに反応する正直な私の肌は、見た目には分からないオイルの、少しの酸化も受け入れてくれませんでした(もちろん合うオイルもあって、消費期限がきちんと表記してあり、この日までに使ってくださいと食品のように丁寧に扱われているオイルを使用した際には荒れることはありませんでした)。
ですから、薄く塗ってもきちんと肌に浸透する保湿力の高い美容液をみなさんにはオススメしたいと思っています。
トーンアップ効果も♪
ファミュのルミエール ヴァイタルC
水のような軽いテクスチャで、肌の奥まで浸透している感覚を実感できる。毛穴の引き締め効果も。
30ml ¥8,000/ファミュ
翌朝の肌の違いを実感!
エスティ ローダーのアドバンス ナイト リペア コンプレックスⅡ
夜の間に行われる肌の修復機能をサポート。肌の疲れを感じる日に。
50ml ¥13,500/エスティ ローダー
真の保湿できてる?肌の柔らかさを重視してみた。
乾燥している肌は、つまむと硬く、弾力も失われています。
自分で肌を触ってみると分かるはず。
では、内側から真に潤っている肌とは?
よく"触りたくなるような肌"という表現を使うように、柔らかくて、触ると気持ちのよい肌。
そして、肌を指で押した時に、押した部分の周りに光のリングができる状態、手を頬にぴたっと添えた時、ぺったん!と吸い付いてくる状態こそがまさに潤った肌です。
肌を触ってみて柔らかさが足りないという人は、古い角質を溜め込んでしまっている可能性があります。
角質が溜まった状態だと、どんなに美容成分を入れ込もうとしても壁となって入っていかず、乾燥肌が改善されない状態が続いて悪循環を繰り返します。
とはいえ、角質を取るためにスクラフなどでお肌をゴシコシと削るようなことは、必要な皮脂までも奪い去って潤いを逃がす原因になるため避けるべき。
毎日の入浴や運動での発汗など内側から潤う習慣を積み重ねることで、自然と必要な皮脂だけをキープでき、健康で柔らかな肌を手に入れることにつながると思っています。
柔らかい触り心地は、潤いと適度な脂質が保たれている証。ニキビが悪化した時も肌は硬くなってしまうので、内側から潤わせてあげることが重要。
【最初から読む】モデル・野崎萌香さんの肌トラブルを救ったスキンケア
【まとめ読み】「肌が乾くクセを全部やめてみた。」記事リストはこちら!
撮影/岡部太郎 静物撮影/長谷川梓 図解イラスト/吉岡香織(asterisk-agency)
※このメソッドは著者独自のものであり、効果・効用には個人差があります。
モデルが実践! 4つのスキンケア習慣など美肌が作れる「湿活」が全4章で解説されています