カボチャとレモンの恵みをたっぷり味わって。肌が喜ぶ「ビタミンスープ」2選

筋肉や脳の衰え、骨密度の低下などが気になったら、管理栄養士・料理研究家の成澤文子さんに教えていただいた、目的別の「具だくさんスープ」を作ってみませんか? 必要な栄養素が効率良く摂取でき、おいしく食べながら手軽に健康増進できるんです。今回は「肌に効く!ビタミンスープ」の作り方を教えていただきました。

肌に効く!ビタミンスープ

皮膚の老化予防に役立つのがビタミンA、C、E。たっぷりの緑黄色野菜でハリとツヤを保ちます。

野菜の滋味を味わう濃厚ポタージュ
「かぼちゃのポタージュ」

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1人分180kcal/塩分0.6g

美肌に役立つビタミンA、C、Eの含有量がトップクラスのかぼちゃ。食物繊維も多く、腸内環境をととのえて肌の調子を改善します。

材料(2人分)
かぼちゃ...小1/8個(250g)
玉ねぎ...1/4個
バター...小さじ1
水、牛乳...各3/4カップ
塩、こしょう...各少々

作り方
① かぼちゃは3cm角に切って耐熱容器に入れ、ふんわりラップをかけて電子レンジ600Wで3分30秒加熱する。竹串が通るくらいになったら皮を除く(飾り用に少し残す)。玉ねぎは薄切りにする。

② 鍋にバターを溶かし、玉ねぎを炒める。しんなりしたらかぼちゃ、水を加えて3分煮る。牛乳を加えて沸騰直前まで温める。

③ ②をミキサーまたはブレンダーでなめらかにし、塩、こしょうで味をととのえる。器に盛り、①で残したかぼちゃの皮を刻んでのせる。

※ミキサーがない場合は、玉ねぎをみじん切りにして同様に作り、牛乳を加える前にフォークでつぶす。

レモンの風味がさわやかに香ります
「もやしとチンゲン菜のレモンスープ」

カボチャとレモンの恵みをたっぷり味わって。肌が喜ぶ「ビタミンスープ」2選 2011_P055_02.jpg

1人分45kcal/塩分1.0g

もやしとチンゲン菜でビタミンCとβ-カロテンを摂取。風味づけの桜えびは、強力な抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富。

材料(2人分)
もやし...1/2袋
チンゲン菜...1株
レモンの輪切り...1/2枚分
(A)桜えび...大さじ2
(A)水...1 1/2カップ
(A)鶏がらスープの素...小さじ1
(A)レモン果汁...小さじ2
(A)ごま油...小さじ1
塩、こしょう...各少々

作り方
① チンゲン菜はひと口大に切る。レモンは半分に切る。

② 鍋にA、もやし、チンゲン菜を入れて火にかけ、沸騰したら混ぜながら3分ほど煮る。

③ 塩、こしょうで味をととのえ、器に盛り、レモンを添える。

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取材/坂本典子、佐藤由香(シェルト* ゴ) 撮影/吉田篤史

 

<教えてくれた人>
管理栄養士・料理研究家
成澤文子(なりさわ・あやこ)さん
家庭で簡単に作れる本格レシピが人気。テレビや雑誌、企業等へのレシピ考案で活躍するほか、食育指導や特定保健指導など、健康支援でも活動。『作りおき&朝10分糖質オフのラクチン弁当365』(学研プラス)など著書多数。

この記事は『毎日が発見』2020年11月号に掲載の情報です。

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