全国各地で栽培されている柑橘類の中で、最も寒さに強いのが「ゆず」です。皮、実ともにビタミンCが突出して豊富で、皮にはポリフェノールやリラックス効果のある香りの成分がたっぷり。お手頃値段でたくさん手に入るこの時期、ぜひ皮ごと加工して食卓を彩り、そして健康作りに役立ててください。今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに「ゆずみその作り方」を教えていただきました。
冬の和食作りに便利「ゆずみそ」
ふろふき大根、みそおでん、田楽、野菜のあえものなど、冬の料理をおいしくしてくれます。生のゆずを使うと爽やかな香りがさらに引き立ちます。電子レンジ加熱なら練る必要もありません。
大さじ1あたり41kcal/塩分1.6g
材料(できあがり200g分)
西京みそ...100g
砂糖...100g
ゆずの皮のすりおろし...1個分
ゆずの搾り汁...大さじ4
作り方
① 耐熱ボウルに材料を全て入れ、泡立て器で混ぜる。
② ふんわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで2分加熱する。
③ すぐに取り出して混ぜ、熱いうちにふた付き容器に移す。
Memo
・冷蔵で6カ月保存可能。
※保存容器は清潔で完全に乾いたものを使用する。
「ゆずみそ」を使ったアレンジレシピ「ごぼうのゆずみそサラダ」
1人分133kcal/塩分1.7g
材料(2人分)
ごぼう...100g
(A)塩...小さじ1/5
(A)砂糖...小さじ1
(A)酢...小さじ1
(A)サラダ油...小さじ1
木の芽...少々
(B)ゆずみそ...大さじ2
(B)マヨネーズ...大さじ1
作り方
① ごぼうは6cm長さの細切りにし、水の中でもみ洗いし、ざるに上げる。
② 熱湯でサッとゆでてざるに上げ、Aをまぶして冷ます。
③ ボウルにBを入れ、②を加えてあえたら器に盛る。あれば木の芽を散らす。
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取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)