45歳で夫から自立して「稼ぐ大変さ」を痛感...。50代おひとり様が年初に行う「お金の計画」

夫婦のこと、老親との関わり、子どもの成長、自身の体調の変化...50代はまだまだ悩みや迷いが多い年代ですよね。そんな50代こそ、大人の「ひとり時間」を充実させて自分らしく輝きませんか? 毎日が発見ネットの連載でもおなじみ、中道あんさんの著書『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房) より、「50代からの人生を心豊かに過ごすためのヒント」を連載形式でご紹介します。

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自分のために使うお金が大切

45歳のときに夫から自立して、改めて痛感したのは「お金を稼ぐのは大変」ということです。

専業主婦時代は、ほぼ何も考えず、自分のためにお金を使っていました。

洋服は1シーズンごとに何着も買っていましたし、Tシャツ1枚に1万円以上かけることもあったのです。

今の私にはとうてい考えられません。

夫の後ろ盾があるということは、ありがたいことですね。

年初にお金の計画を立てる

自分で働いたお金で生活するようになった今は、計画的にお金を使うよう心がけています。

そのため、家計簿もつけるようになりました。

年の初め、最初の見開きページに、その年、どんなことにお金を使いたいか目標を書きます。

会社でいう「設備投資計画」のようなものです。

ある年の目標は、「①ハワイに行って妹の50歳のお祝いにティファニーのネックレスを買う」「②娘の振り袖を買う」「③照明器具を買う」でした。

その次の年の目標は「①洗面所のリフォームをする」「②ダイソンの掃除機を買う」「③照明器具を買う」「④ハワイへ行く」でした。

こういった目標を達成するため、1年のなかで資金を調達できるように努力します。

2年連続「③照明器具を買う」という目標があるのでおわかりかと思いますが、計画だけで終わることもあります。

ですが、最初に大きな目標を立てておくとムダ使いをしなくて済みます。

私のお小遣いの使いみち

家計簿をつけながら、その年の目標のために使うお金、老後のための貯蓄、食費、教育費など必要なお金を計算し、その月の収入から差し引いて余ったお金が私のお小遣いです。

だいたい3万~4万円くらいでしょうか。

その使いみちのほとんどが身だしなみ代とランチ代です。

身だしなみ代というのは、毎月のヘアカットやまつげエクステ、2か月に一度のヘアカラーなどの費用のこと。

私は、ショートヘアなので、少しでもカットをさぼるとみっともないぼさぼさヘアになってしまいます。

若いころなら、ちょっと髪の毛がぼさぼさでも愛嬌でカバーできましたが、アラフィフはそうはいきません。

身だしなみに手を抜くと、老けた印象を与えてしまうので、気をつけなければなりません。

社会人としても、清潔感のある身だしなみは大切だと思っています。

一方で、ファッションにはほとんどお金を使わなくなりました。

前にもお話ししたとおり、ものをたくさん持つのをやめたからです。

以前は、ブランドのバッグや靴、洋服など、高価なアイテムを持つことで満足していたときもありました。

でも、これから先、何回使うだろう? 何回着られるだろう? と考えると、ものをたくさん持っている意味がないなと感じるようになったのです。

たいして使いもしないバッグにお金をかけるなら、おいしいものを食べに行ったり、バレエやコンサートを観に行ったり、さまざまな経験を積んだほうが、自分のためになるし、おもしろい人生になる。

また、「年齢を理由に、やりたいことをあきらめる!」なんてことがないように、興味のあることにはどんどんチャレンジをしていきたいと思うようにもなりました。

そのためにかかる勉強代などの費用は、自分への投資ですよね。

今はそう思っています。

自分で働いて得た貴重なお小遣い、ムダに使う余裕はありません。

自分にとって大切だと思うものにお金を使っていきたいですね。

【まとめ読み】『50代、もう一度「ひとり時間」』記事リスト

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アラフィフブロガーの、大人の「ひとり時間」を楽しむ心豊かな暮らしが綴られた一冊

 

中道あん(なかみち・あん)
Ameba公式トップブロガー。「アラフィフの生き方ブログ 50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。毎日の生活の風景や気づきを発信し、30代以降の女性の支持を受ける。 1963年、大阪府生まれ。26歳で結婚し、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。 2019年2月「好きなことを仕事に」と正社員からフリーランスに転身。ブログ講座やコミュニティの運営を行っている。

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『50代、もう一度「ひとり時間」』

(中道あん/三笠書房)

50代は夫婦のこと、老親との関わり、子どもの成長、自身の体調の変化など、実はまだまだ悩みや迷いが多い年頃。大人気アラフィフブロガーの中道あんさんは、その中で「ひとり時間」の楽しみ方を見つけたそうです。自立し「ひとり時間」を楽しみに生きる「あんさん」流のアラフィフライフが、今後の生き方の参考になる一冊です。

※この記事は『50代、もう一度「ひとり時間」』(中道あん/三笠書房) からの抜粋です。
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