これからの時期、ますますおいしくなってくる「なす」。約94%が水分で、発汗などで不足しがちな水分を補い、熱のこもった体を中からクールダウンするのに最適な野菜です。「蒸しなす」を作ってストックしておくと、「熱中症や夏バテ防止の一品」をすぐにプラスできるので、ぜひ常備してみてください。管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、蒸しなすの作り方を教えていただきました。
蒸しなすの作り方
100gあたり19kcal/塩分0g
材料
なす(へたを除いたもの)...500g
作り方
① なすはヘタを切り落とす。
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②ポリ袋に入れる。
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③ 電子レンジで加熱する際、100gにつき600Wで2分加熱するため計量する。
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④ 電子レンジ庫内に小皿(耐熱)を1枚置く。こうすると加熱の際、熱が均一に回る。
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⑤ ポリ袋の口は閉めず耐熱皿にのせ、レンジの小皿の上にのせたら、600Wで10分(100gにつき2分で計算)加熱する。
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⑥ 冷水に取って粗熱を取り、水をきる。保存容器に移し、冷蔵保存する。
- 冷蔵で5日、冷凍で1カ月保存できる。
- ナスニンやクロロゲン酸は皮に多いので皮ごと食べるのがおすすめ。
手間がかかる「翡翠なす」もレンチンならあっという間!
100gあたり19kcal/塩分0.1g
- 材料
なす(皮をむいたもの)...500g
作り方
① なすはヘタを切り落とし、ピーラーで皮をむく。
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② 塩少々(分量外)をつけてまんべんなく全体をもむ。
③1本ずつラップで包む。
④ 電子レンジ庫内に小皿(耐熱)を1枚置き、耐熱皿にのせた③をのせ、600Wで10分(100gにつき2分で計算)加熱する。
⑤ 冷水に取って粗熱を取り、ラップを外し、保存容器に移し、冷蔵保存する。
- 冷蔵で5日、冷凍で1カ月保存できる。
- 塩で丁寧にもむのがきれいな仕上がりのポイント。
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取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)