みずみずしさにあふれた夏野菜が出回る季節、自家製の漬物を楽しんでみませんか? 旬の野菜と発酵パワーで、夏を乗り切りましょう。今回は料理家の井澤由美子さんに、夏らしさを味わえる爽やかな漬物「とうがんとすいかの水キムチ」レシピを教えていただきました。
夏らしさを味わえる爽やかな一品
「とうがんとすいかの水キムチ」
●1人分22kcal/塩分1.3g
●保存 冷蔵で3~4日
体を冷やす作用のあるとうがん、すいかを使った夏ならではの漬物。うま味のある漬け汁は飲み干して。
材料(作りやすい分量・約6人分)
とうがん...1/4個(正味300g)
すいか...正味150~200g
(A)塩...大さじ1
(A)きび砂糖(または砂糖)...大さじ2~2 1/2
(B)しょうがの薄切り...5~6枚
(B)にんにくの薄切り...2枚
(B)赤とうがらし(半分に切って種を除く)...1本
(B)昆布...3cm角1枚
《こんな野菜でも漬けられます!》
なす、みょうがなど。
作り方
① とうがんはスプーンで種とわたを取る。1.5cm幅に切って薄く皮をむき、半分に切る。すいかはとうがんと同じくらいの大きさに切る。
皮を薄くむくと、ゆでたときに緑がきれいに残る。
② 鍋に湯を沸かし、とうがんを中火で7~9分ゆでる。透き通ってきたら冷水に取り、ざるに上げる。
まっ白な部分に火が通って透き通ってきたら、ゆで上がりのサイン。
③ ボウルにA、水400mlを入れて混ぜ溶かし、漬け汁を作る。保存容器にとうがん、すいかを入れてBをのせ、漬け汁を注ぎ入れる。冷蔵室にひと晩おく。
昆布や香味野菜を加えて、うま味や風味をプラス。
「とうがんとすいかの水キムチ」をおいしくアレンジ
アレンジ:水キムチのせそうめん
●1人分416kcal/塩分2.2g
冷麺風の味わい。お昼ごはんや夜食にぜひ
材料と作り方(2人分)
そうめん4束は包材の表示どおりにゆでて冷水に取り、しっかり水けをきって器に盛る。とうがんとすいかの水キムチ6切れ、半分に切ったゆで卵1個分、すだち4枚を等分にのせる。冷たいだし汁適量をかけて、白いりごま少々をふる。
取材・文/佐藤由香、坂本典子(シェルト*ゴ) 撮影/吉田篤史