布マスク、どう洗うのが正解? 日常生活で心掛けたい「自宅でのコロナ対策」

自宅の除菌やウイルス対策、皆さんどうされていますか? しっかりやってるけど、本当に正解かわからない...という人もいるのではないでしょうか? そこで、コロナ対策から洗濯物、食中毒の防止まで、各専門家の先生にお聞きしてきました。今回は、医療環境管理士の松本忠男さんと東京家政大学教授の潮田ひとみ先生に「日常の生活で心掛けたい、家の中での新型コロナウイルス対策」を教えていただきました。

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コロナ対策:外出先から帰って、まずすること5つ

① 手洗い、うがいをする
② 布マスクなら、洗剤水に浸けておき、後で洗う
③ 髪や帽子、靴をウエットシートでペタペタ
④ 洗える服やエコバッグは洗濯カゴへ
⑤ ジャケットやバッグは玄関に。室内に持ち込まない

外から持ち込まれたウイルス。たまりやすいのはどこ?

感染力が強いのは、ウイルスを含む飛沫。うがいや手洗いで飛沫の飛ぶ洗面所、会話を楽しむテーブルを優先的に。次に、手で触れる機会の多いドアノブ、リモコン、スイッチ類を掃除しましょう。(松本忠男さん)

たまったウイルスの掃除方法は?

飛沫のたまりやすいテーブルは、乾いた布で一方向にふき上げ、必要に応じて洗剤ぶきやエタノール(濃度80%前後)消毒を行います。洗面所などで、手あかや水あかといった目に見える汚れがある場合、汚れを洗浄で除去してからウイルス対策を行います。(松本さん)

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布マスクは何で洗う?

コロナウイルスは表面の脂質の膜(エンベロープ)が洗剤によって破壊されるため、洗濯洗剤で洗濯すれば死滅します。布マスクは手洗いが推奨されていますが、急ぎの場合、型崩れしない布マスクであれば、洗濯ネットに入れて、洗濯機で洗えば十分除菌できます。(潮田ひとみ先生)

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マスクを手洗いするならゴシゴシ洗いは厳禁

マスクを手洗いするなら、まずは洗剤と水を混ぜた洗剤水に10分ほど浸けておき、軽く押し洗いします。繊維が傷むと隙間からウイルスが放出されてしまうため、優しく丁寧に洗うのがコツです。(松本さん)

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気になるウイルスはウエットシートに移してしまう

外出先から戻ったとき、服をパンパンと払うのは厳禁。ウイルスが舞い上がってしまいます。ウイルスの付着が気になるなら、ウエットシートで服や髪、靴などをペタペタと押すようにして、ウイルスをシートに移しましょう。(松本さん)

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ウイルスには丁寧な手洗いがいちばん有効
外出時、さまざまなものに手で触れることにより、ウイルスが付着する可能性があります。帰宅後はもちろん、小まめな手洗いが肝心。石けんを泡立て、手のひらから手の甲、指の間、手首と、丁寧に洗いましょう。

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取材・文/阿部桃子 イラスト/岡本典子 写真/アマナ

 

<教えてくれた人>

医療環境管理士
松本忠男(まつもと・ただお)さん
ダスキンヘルスケアを経て、亀田総合病院などで清掃管理者として現場のマネジメントに従事。現場で体得したノウハウを医療・介護施設等に提供している。著書に『ウイルス・カビ毒から身を守る!』(扶桑社)ほか。

 

東京家政大学家政学部服飾美術学科教授
潮田ひとみ(うしおだ・ひとみ)先生
お茶の水女子大学大学院修士課程修了、日本家政学会所属。衣服科学、被服衛生、被服管理その他生活科学一般に関する研究に長年携わり、『衣服と健康の科学』(丸善出版)などの執筆も行っている。

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ウイルス・カビ毒から身を守る!

松本忠男扶桑社

感染予防のプロとして32年以上、病院の環境衛生に携わってきた松本忠男さんが、ウイルス対策として「正しい掃除」についてまとめた一冊。人の動き・温度・湿度等のエビデンスに基づき、家庭内でも特に病原体が集まりやすいスポットを明らかにし、それらを確実に除去する掃除術を詳しく解説してくれています。

この記事は『毎日が発見』2020年7月号に掲載の情報です。

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