各種のミネラルやβカロテン、ビタミンCなどを豊富に含む「梅」。さらにレモンと並んでクエン酸の含有量が高く、疲労回復効果が絶大なんです。そこで、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに教えていただいた「まろやか梅酢」をご紹介。今回は「まろやか梅酢」活用レシピをお届けします!
中華麺やそばで作ってもおいしいです。
「冷やし五目スパ」
1人分316kcal/塩分1.8g
材料(2人分)
ハム(薄切り)...2枚
きゅうり...1/2本
トマト...小1個
卵...1個
塩...少々
サラダ油...少々
[たれ]
(A)まろやか梅酢...大さじ3
(A)しょうゆ...大さじ1
(A)水...大さじ1
(A)ごま油...小さじ1
スパゲティ...100g
ごま油...少々
いりごま(白)...少々
作り方
① ハムは細切り、きゅうりは5cm長さの細切りにし、トマトはへたを取ってくし形に切る。
② 卵は溶きほぐして塩を加え、サラダ油をひいたフライパンで薄焼き卵を作り、5cm長さの細切りにする。
③ Aを混ぜ合わせ、たれを作る。
④ スパゲティを熱湯でゆでて冷水に取り、ざるへ上げ、ごま油をまぶす。
⑤ 器に④を盛り、①、②をのせてごまを振り、③を添えていただくときにかける。
ふんわりジューシーになるのは梅酢のおかげ。
「鶏のから揚げ」
1人分348kcal/塩分1.0g
材料(2人分)
鶏もも肉...200g
(A)まろやか梅酢...大さじ1
(A)小麦粉...小さじ1
(A)塩...小さじ1/5
(A)こしょう...少々
(A)おろしにんにく...少々
揚げ油...適量
貝割れ菜(根元を落とす)...1パック分
作り方
① 鶏肉はペーパータオルにはさんで水分を取り、ひと口大に切る。
② ①をポリ袋に入れてAを加えてまぶす。
③ フライパンに揚げ油を熱し、②をカラリと揚げ、油をきる。
④ 器に貝割れ菜と③を盛る。
村上式
冷凍梅で作る「まろやか梅酢」
冷凍梅を砂糖と酢で漬けた「まろやか梅酢」は、そのまま水で割って飲んだり調味料として活用します。
爽やかな風味で食欲増進、梅と酢の効果も得られる便利な梅の保存食です。
梅を冷凍して使うことと電子レンジを活用することで、わずか半日で完成します。
大さじ1あたり24kcal/塩分0g
材料(450ml瓶1本分)
冷凍梅...100g
氷砂糖...100g
りんご酢(または好みの酢)...200ml
①瓶に氷砂糖を入れ、梅を加え、酢を注ぐ。
②ふたはしないで電子レンジ600Wで30秒加熱する。
③浮き上がり防止にラップをじかにかぶせ、ふたをする。常温に12時間おいたらできあがり。
●常温で1年間保存可能
●1日に大さじ1~2杯を摂ると健康効果大
【アドバイス】
加熱後、氷砂糖が溶けないときは乾いた箸でかき回す。
氷砂糖は上白糖、きび砂糖や黒糖に代えてもよいが、溶けにくいのでかき回す。
猛暑日が続くときは冷蔵保存がおすすめ。
取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)