モノを捨てなくても部屋がスッキリ見える! プロに教わる「捨てない」片付け3ステップ

「捨てない」片付けステップ
<ステップ1>持っているものを把握する

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片付けられない大きな要因の一つは、持っているものを把握できていないから。例えば食器棚を片付けたいなら、食器を全部出してみて、自分が持っているものの量や種類を把握しましょう。

<ステップ2>1軍・2軍・3軍に使用頻度で分ける

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持っているものを把握したら、使う頻度でランク分けします。目安は、毎日~週に何度か使うものは1軍、月に1、2回程度は2軍、3~4カ月に1回程度は3軍。1軍は取り出しやすい場所へ、毎日使うなら収納せず出しっ放しでもいいんです。使用頻度で収納場所がおのずと変わります。

<ステップ3>整とんする
よく使う〝1軍〞アイテムを中心に、使いやすさを意識して、種類ごとなどにグループ分けします。必要なものがすぐ手に取れ、使った後も戻しやすくなり、日々の動作がぐっとスムーズになります。

例えばこんなグループ分け!

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種類
郵便などの紙類、リモコン類...と、モノの種類で分ける。

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使用場所
例えば綿棒、爪切り、薬をテレビ前で使うならリモコンも一緒に一つのボックスへ。

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使う人
父、母、息子用など、使う人によって収納を分ける。

<整とんのコツ>
モノが見える範囲を少なくする
部屋の中にいろいろなものが見えていると散らかって感じてしまいます。トレーやかごなどでまとめてモノが見える範囲を少なくするとスッキリ感じます。

生活感はキレイに見せる
本棚の本を背の高い順に並べる、ごみ箱の中の袋は見えないように入れるなど、出しっ放しのものでも少しの工夫をすると、見た目に快適です。

動線を考えて配置する
自分がどこで何をするのか、どこにあると取り出しやすいのかを考えて収納します。重いもの、毎日使うものは取り出しやすい場所に置くと、日常がスムーズになり生活の質が上がります。

この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年12月号に掲載の情報です。
構成・取材・文/岸上佳緒里 イラスト/たつみなつこ 

 

<教えてくれた人>

整理収納アドバイザー
中山真由美(なかやま・まゆみ)さん

個人・企業への整理収納サービスを行うRitta Stanza代表。"捨て下手""しまい下手"を克服した経験から、片付けが苦手な人に寄り添ったサービスを提供するほか、後進の育成にも精力的。メディア出演、著書多数。

この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年12月号に掲載の情報です。

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