ますます注目を集める「腸活」。腸の中で働く 善玉菌" を増やすことは、健康維持に欠かせません。そこで、今回は腸内細菌研究の第一人者である國澤 純(くにさわ・じゅん)先生に、腸活にぴったりの食材を教えていただきました。さらに、人気料理家・倉嶋里菜さんが作りおきできる「腸活ごはん」をご紹介。作っておけばアレンジも簡単な腸活メニューをぜひお試しください。
腸活作りおきレシピ ごぼう
<ココが腸にイイ>
食物繊維とオリゴ糖を豊富に含み、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方をバランスよく含む腸活食材の優等生。抗酸化作用をもたらすポリフェノールも含まれ、腸内の炎症を抑える効果も期待できます。アク抜きする際は短時間にし、栄養の流出を防いで。
鶏むね肉でたんぱく質と亜鉛をプラス
ごぼうと鶏の照り焼き

<菌が喜ぶ食材:ごぼう・きのこ>
全量分:1029kcal
食物繊維(全量):9.1g
塩分(全量):5.2g
冷蔵保存:3~4日
材料(作りやすい分量)
ごぼう...1本(約180g)
鶏むね肉...1枚(約350g)
しめじ...100g
片栗粉...大さじ4
サラダ油...大さじ3
小ねぎ(小口切り)...適宜
A:酒...大さじ1
A:砂糖、しょうゆ...各小さじ1
B:砂糖、みりん、めんつゆ(2倍濃縮)...各大さじ2
B:しょうゆ...大さじ1
B:おろししょうが...小さじ1
作り方
(1) ごぼうはななめ薄切りにする。鶏むね肉はそぎ切りにし、(A)を揉みこむ。しめじは石づきを取ってほぐしておく。
(2) ごぼうと鶏肉に片栗粉をまぶし、サラダ油を引いたフライパンに並べる。弱めの中火で、片面につき3~4分ずつ、両面をこんがりと焼く。
(3) しめじを入れて炒め合わせ、(B)を加えて煮絡める。
(4) 保存容器に入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で保存を。食べる際に、上に小ねぎを散らす。
「ごぼうと鶏の照り焼き」のアレンジレシピ
アレンジ1:ごぼうと鶏の卵とじ

<菌が喜ぶ食材:ごぼう・きのこ>
1人分:411kcal
食物繊維:3.7g
塩分:2.8g
材料(2人分)
ごぼうと鶏の照り焼き...約300g
長ねぎ(ななめ薄切り)...1本
溶き卵...2個分
小ねぎ(小口切り)...適宜
A:酒...大さじ2
A:めんつゆ(2倍濃縮)...大さじ1と1/2
A:水...150mL
作り方
(1) フライパンにごぼうと鶏の照り焼き、長ねぎ、(A)を入れてふたをし、中火にかける。
(2) 沸いたら3分ほど煮て、溶き卵を回しかけ半熟に仕上げる。
(3) 皿に盛り、小ねぎを散らす。




