ユルさと愛らしさが魅力です。40代の人気エッセイストを虜にした「アジアのうつわ」

毎日忙しくて「暮らし」や「自分」が後まわしになっている...どこかで整え直したいと思っていても、なかなかできませんよね。でも、「今」も大事ですが、そろそろ「先」のことも考えていきたいところ。そこで、暮らしのエッセイスト・柳沢小実さんの著書『これからの暮らし計画』(大和書房)から、これからの人生を見据えた「暮らしと自分を整える方法」について連載形式でお届けします。

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最も好きなのは、中国の古いお皿。緻密に描きこまれた高級品よりも、余白が多くて、のびやかなタッチの雑器に惹かれます。

どんな献立もうつわで華やかに

日本の作家もののうつわを一通り揃えて、今はアジアの絶滅危惧な民芸のうつわを追いかけています。

すでに作られなくなったものや、もうじき姿を消しそうなもの。

店の片隅で、ほこりをかぶっているデッドストックやアンティークのうつわたち。

どれも高級品ではなく、どこかにユルさのある、日常使いの雑器ばかり。

これらが放つ、線香花火が消える前の一瞬のきらめきに似た、強い輝きに心を奪われています。

ほのぼのとした絵つけの、中国・清代のアンティーク。

ほのかにフランスのかおりがただよう、ベトナムのソンベ焼。

古い日用品店の隅に積まれた、裏に中国制造と刻印された、中国のプリントものの食器。

そんな愛らしいうつわを追いかけて、ここ数年は、香港やマカオ、台湾、シンガポール、ベトナム、マレーシアなどへ通っています。

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味わいがあるアンティークのソンべ焼き

海外を旅していると、日本の料理やうつわに対する細やかさを再認識します。

料理に合わせてうつわを選び、全体が調和するようにまとめる。

これを一般の人もしているのですから、贅沢なことですよね。

とはいえ、わが家の食卓は、いつも品数が多いわけでも、美しい料理がずらっと並ぶわけでもありません。

うつわのおかげで、なんとか持っているようなものです。

そもそも家庭料理って、そんなに華やかなものじゃない。

シンプルすぎるうつわだと、ちんまり寂しげに見えたりもします。

そこで登場するのが、アジアの柄もののうつわ。

和食器にも馴染み、地味なごはんにも華を添えてくれる、ありがたい助っ人です。

●Point「アンティークとのつき合い方」

食器は清潔さが重要なので、汚れやダメージが目立つものは避けています。

掘り出したらまず部屋で丁寧に洗って、持参したプチプチに包み手荷物で持ち帰ります。

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088-H1-korekaranokurashi.jpg著書累計36万部のエッセイスト・柳沢小実さんが、食、雑貨、健康、ネットツールと多岐に渡って「暮らし計画」を教えてくれます
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柳沢小実(やなぎさわ・このみ)

1975年、東京都出身。エッセイスト、整理収納アドバイザー。日本大学芸術学部写真学科卒業。確かなもの選びの眼に定評があり、フェリシモで商品開発なども手掛ける。暮らしや台湾にまつわる著書は30冊以上にも及び、近刊に『40歳からの暮らし替え』(大和書房)、『ラクして整う住まい考』(KADOKAWA)がある。

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『これからの暮らし計画~今を満たして、明日に備える工夫』

(柳沢小実/大和書房)

今日1日だけでなく、もう少し先を見据えて暮らしを見つめてみませんか? 料理が俄然ラクになった電鍋の話、装いを彩ってくれるアイテム、小さな旅、アジアの器、取り入れている健康習慣などなど、著書累計36万部の暮らしのエッセイストが、暮らしと自分を整えなおす「暮らし計画」について教えてくれます。

※この記事は『これからの暮らし計画~今を満たして、明日に備える工夫』(柳沢小実/大和書房)からの抜粋です。
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