毎日忙しくて「暮らし」や「自分」が後まわしになっている...どこかで整え直したいと思っていても、なかなかできませんよね。でも、「今」も大事ですが、そろそろ「先」のことも考えていきたいところ。そこで、暮らしのエッセイスト・柳沢小実さんの著書『これからの暮らし計画』(大和書房)から、これからの人生を見据えた「暮らしと自分を整える方法」について連載形式でお届けします。
落ち込みの処方箋を持つ
春に向かう暖かさと、冬の寒さが交互に訪れる3月頃、「普段は波がないのに、この時期はなぜか心がざわざわする。特に今年は」と言っていた人がいました。
確かに、気持ちのゆらぎは体調やストレスはもちろん、季節の変わり目など、気候にも起因するといいますね。
私は大きな落ち込みはそうないですが、それでも年に一度くらい、数日ほどベッドに籠城したくなることがあります。
そんなときは引きこもってとことん落ち込んで、少し落ち着いたあたりで、「まぁまぁ、ちょっとこれでも」と、気持ちが上向きになるものを差し入れています。
落ち込みの底にいるときは、どうやっても前向きになどなれません。
だから、優しく包み込んでくれて、ただただ幸せをくれるものに助けを求めます。
ユーモアがちりばめられた物語または映像は、最強の癒しアイテム。
「聖☆おにいさん」の5分ドラマは、松山ケンイチさんと染谷将太さんの珍妙なかけあいや、端々の小道具などもじわじわと笑いを誘い、見ているうちにココロが緩んで、「ま、いっか」と思えました。
また、懐かしさと甘酸っぱさが詰まった、ハッピーエンドの少女マンガやラブコメ、好きだったドラマの最終回も、かなり元気が出ますよ。
そして、落ち込んでいるときって、なぜだか猛烈にデトックスしたくなります。
ダメな自分を脱ぎ捨てたい、脱皮したい、という願望でしょうか。
そのため、このような機会を利用して、普段は後回しにしがちな角質ケアをしています。
角質ケアは、すっきりするうえに、キレイになったと目で見て実感できる。
「BabyFoot」は、数週間後にがさがさな足裏の皮がむけて、赤ちゃんのようにツルツルになるため、一皮むけた感が絶大です。
そして、顔の角質を取るオーガニックのゴマージュ、アルジタル「グリーンクレイペースト」も、塗って数分間待つだけでお肌がうるつやになるので、お守りのように持っています。
キレイになるのは、わかりやすく光がさす、復活への最短ルートです。
スペシャルケア・アイテムを大人買いして、かたっぱしから試しまくるという人もいれば、ほどほど価格のフェイシャルエステやヘッドスパに駆け込むという人もいました。
たしかに、顔や身体をていねいにケアすると、いつしか気持ちも安らいで傷口が閉じていくのを感じます。
復活への道すじは、みんな似たようなものなのですね。
それでふんわり浮上したら外に出て、髪を切ったり、新しい口紅を探したり、高いところに上ったりしています。
【チョコレートをひと口】
ミルクチョコを食べたら、とたんにゆらぎもやわらぐ。いちばん好きなミルクチョコレート、ロッテ「ガーナ」がとびきりです。
【いらないものを落とす!】
落ち込むと、デトックス欲が高まります。そんなときは角質ケア。顔はすぐに、足も数週間後にツルツルになって、スッキリしまよ。
●Point「排水口や水まわりの掃除」
もやもやするときは、私はせっせと見えないところの掃除をします。
そういうときは生活も荒れがちで、排水口や排水口や水まわりの掃除フィルター、水まわりの掃除が行き届いていないことが多いから。
掃除は、気持ちを整理できて、キレイも得られる。
迷ったら、手近なところから整えていきましょう
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