必要なのはボール2つだけ。「集中力」が格段に上がるボール積みトレーニング

何を始めるにも時間がかかる、すぐに気が散る...そんな悩みを解決する方法があることをご存知でしょうか。必要なのは、たった30秒。わずかな時間で「集中力」を発揮して持続できるメソッドがまとめられた『30秒集中法―いきなり一点にすべての能力を集め、持続させる―』(森 健次朗/ワニブックス)から、誰でもできる「集中する技術」を連載形式でお届けします。仕事や普段の生活で、きっと「良い結果」が残せるようになるはずです。

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成果を出す人は一点集中

ビジネスも勉強も、高い成果を出したいのなら、瞬間的に一点に集中することが大切です。

作業効率を上げる、何かを発想する場合にも、対象に対して「一点集中」することができる人は成果を出していきます。

集中するということは、すべての意識がやるべき対象に向かっている状態のことです。

なかなか集中できないときのことを考えてみましょう。

たとえば、職場から帰宅し、自己実現のための勉強をしなければならない。

しかし、ネットサーフィンをしたり、小説やマンガを読んでしまい、そちらに気が取られてなかなか勉強を始められない。こういうことはよくあります。

これは、一点ではなく多くのことに気が向いているということです。

興味、関心、好奇心がわくことに対しては、強く向き合うことができます。

しかし、これでは本当に自分が達成したいことを成し遂げることはできません。

こういったことを避け、やるべきことたったひとつに集中することを「一点集中」と言います。

「一点集中」の技を知ることで、やるべきことに対して、すぐに集中することができるようになるのです。

「めんどくさい」「つらい」という感情がわき上がったときに、すぐにやるべきことに集中するには、一点集中の技術を使うことが有効です。

「一点集中」をすることができると、物事の本質にフォーカスすることができるようにもなるので、仕事も勉強もうまく回り出します。

「一点集中」をすることができれば、過去の情報と新しい情報を組み合わせたり、比較したりしながら、情報を吟味していくことができるというメリットもあります。

「すぐやる」これはできる人の絶対条件なのです。

集中力を見える化できる/ボール積みは一石二鳥のルーティン

私が研修などでよく指導するのが「ボール積み法」です。

やるべきことにすぐに集中するためには、集中状態をつくってから、その物事に向かうこと。

そして、すぐに集中するための訓練を日々重ねておくということが重要です。

「ボール積み法」とは、その名の通り、テニスボールを2個用意し、それを積み重ねて集中状態をつくる方法です。

ボール積みをおすすめしている理由は、ボールが積めるかどうかで、「自分は集中できているのか、集中できていないのか」が、はっきりと目に見える形で顕在化されるからです。

集中しているかどうかというのは、実はなかなか認識することが難しいものです。

集中状態は、客観的に評価することが難しく、「なんとなく集中している」「しっかり集中できているな」というような、自分の主観で評価する場合が多く、あいまいなのです。

ボール積みを行なえば、「ボールが積めた」=「集中している」「ボールが積めない」=「集中できていない」と、どんな人でも、簡単に自分の集中状態を認識することができます。

ボール積みが素早くできる人ほど、頭の切り替えが早く、早く集中状態をつくることができます。

逆に、集中することが苦手な人ほど、ボールを積むことができませんし、積めたとしてもすぐに崩れてしまい、安定した積み方をすることができません。

「ボール積み法」は、視覚に加え、触覚も研ぎ澄まされるので、集中をつくる準備、練習として優れています。

この方法は、集中力のベースを高めることに加え、すぐに集中するためのルーティンとしても使えるので、一石二鳥です。

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「すぐに集中」でき、かつ、集中力の底上げができて一石二鳥

この練習を1日5回ほど行なうと、目の前の仕事により早く、そして強く長く集中できるようになります。

これは、単純にボールを2個積むことができれば、それでOKです。

初めのうちはなかなかできないかもしれませんが、練習を繰り返すと必ず誰もができるようになります。

実際に私が指導した人は全員できるようになりました。

仕事や勉強を始めてから集中するまでに時間がかかってしまうという悩みを持つ人は多いものです。

しかし、この方法をマスターすれば瞬間的にやるべきことに集中できるようになります。

やるべきことが多く、迷いから、出社してもなかなか仕事に手がつかない。

忙しく心が落ち着かない。

でも、平常心をつくり、落ち着いて物事に向かいたい。

このように、やる気のスイッチが入りにくく、調子をなかなか上げられない人、そして、忙しい中でも、うまく自分をリセットさせたいという人にはおすすめです。

この方法を行なうときには、ボールが積めたらガッツポーズをとったり、心の中で「やった」などとつぶやくことをおすすめしています。

これは、小さな成功体験を得ることができ、「自分はすぐに集中できる」ということを自分で自分に言い聞かせることができるからです。

「自分は集中できる」という自信が持てれば、集中力をコントロールすることにつながります。

自宅や会社のデスクにボールを置いておき、集中したいとき、気分をリセットしたいときにボール積みをしてみてください。

そして、ちょっとした空き時間で、このトレーニングを行なうことで、集中力のベースを底上げしてください。

集中に対する自信を持ち、集中をコントロールすることができれば、何事も高い成果を生み出すことができるのです。

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森 健次朗(もり・けんじろう)

株式会社集中力 代表取締役。一般社団法人 日本集中力育成協会 代表理事。オリンピック競技ウエア(陸上、水泳)の日本及び世界各国の開発を担当し、シドニー五輪で注目を集めた「サメ肌水着」の世界特許の発明者でもある。「リラックス法」「集中法」を体系化し、「集中力発揮法」を伝える講師を育成する協会を設立。

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『30秒集中法―いきなり一点にすべての能力を集め、持続させる―』

(森 健次朗/ワニブックス)

面倒くさい、気が散る…何かを始める前に横たわるこんな問題。解決するために必要なのは「集中力」です。集中するために必要な時間は、たったの30秒!普段の習慣を少しだけ工夫すれば、仕事や勉強などさまざまなことがきっとうまくいきます!

※この記事は『30秒集中法―いきなり一点にすべての能力を集め、持続させる―』(森 健次朗/ワニブックス)からの抜粋です。

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