何となく適当になりがちな「昼ごはん」。でも、ちょっとだけ「冒険」すれば、料理の時間が楽しくなって、しかもおいしいひとときが過ごせるんです。そこで、料理レシピ本大賞in Japan準大賞受賞作のシリーズ第3弾『休日が楽しみになる昼ごはん』(小田真規子、谷 綾子/文響社)から、時間に余裕のある休日の昼ごはんを、「一工夫でおいしく楽しく変えられるレシピ」を連載形式でお届けします。
「たっぷりのお湯」からの卒業。11時のクリームパスタ
お休みの前日は、目覚まし時計なんてかけないで、眠れるだけ眠りたい。
そんな翌日、目が覚めたのは11時。
朝と昼の中間の、気持ちいい空腹には、重すぎず軽すぎない、パスタがぴったりはまります。
でもパスタでめんどうな「たっぷりのお湯」は沸かさなくていい。
その代わり、フライパンで「煮る」のです。
煮汁=ゆで汁なので、余計な水分を吸うことなく、食感もつるつるのアルデンテに仕上がります。
ちょっと遅めの「おはよう」がしあわせ。
そんなブランチに。
材料(1人分)
スパゲティ...100g......(1・6㎜/9分ゆで)
玉ねぎ(薄切り)......1/2個
ミックスチーズ......50g
A
・水......1と1/2カップ
・オリーブ油......小さじ1
・塩......小さじ1/2
B
・ソーセージ(斜め5㎜幅に切る)......3本
・牛乳......1/2カップ
・こしょう......適宜
作り方
1.スパゲティは半分に折る。
2.フライパン(26cm)に玉ねぎ・スパゲティ・チーズを順に入れる。Aを全体にかける。
3.フタをして中火にかけ、煮立ったら、そのまま8分煮る。
4.フタを取り、Bを加えて、ほぐしながら全体に絡むまで3~4分火を通す。
わがままオーダー応えます!
自分の食べたい味を追求する。それがマダム!
上のパスタをちょっと変えてマダムのわがままに応えるのだ!
「トマトソースはないの?」
Bの牛乳を、トマトジュース1/2カップに変えればすぐにできます。
あっさりめのトマトパスタでよろしいでしょうか?
「やっぱり~カルボナーラがいいわ~」
卵1個と粗びきこしょうを加えればすぐにできます。
コクを出したければ卵黄だけにいたしますが、いかがいたしましょう?
「気が変わった、スープパスタはないの?」
Bの牛乳を1カップに増やし、水1/2カップと塩小さじ1/3を加えます。
最後の煮込みは2分にし、水分を飛ばさないようにすれば、クリーミーなスープが......。
「ちょっと~!もっとヘルシーにしなさいよっ」
Bの牛乳を豆乳(無調整)1/2カップに変えて、最後の煮込み時間を2分にすれば、豆乳が分離せずにすみます。
お客様、いかがでしょうか?
料理で冒険しませんか?『休日が楽しみになる昼ごはん』記事リストはこちら!
レシピは、麺、米、パンをテーマにしたものから、ワンプレート、鍋、サラダまで。昼ごはんを作るのが楽しくなるレシピ集です