何となく適当になりがちな「昼ごはん」。でも、ちょっとだけ「冒険」すれば、料理の時間が楽しくなって、しかもおいしいひとときが過ごせるんです。そこで、料理レシピ本大賞in Japan準大賞受賞作のシリーズ第3弾『休日が楽しみになる昼ごはん』(小田真規子、谷 綾子/文響社)から、時間に余裕のある休日の昼ごはんを、「一工夫でおいしく楽しく変えられるレシピ」を連載形式でお届けします。
「ごまだれ」だけで味付けできるごまごま担々麺
担々麺の魅力は、何といっても押し寄せるごま感ですよね。
この「う~ん、ごま!」って感じのごま感、市販の「しゃぶしゃぶ用のごまだれ」で出せるんです。
「そんなもので、ごま感が出せるの?」大丈夫。
ごまだれでひき肉をしっかり炒めると、肉の脂がこんがり焦げて、濃いごま味になるんです。
あ、ちょっとこまごまとごまごま言いすぎですよね。
すみません。
ごま。
材料(1人分)
中華麺(生)...1玉
もやし...50g
ニラ(4cm長さに切る)...30g
A
・豚ひき肉...60g
・ごまだれ...大さじ2
B
・水...1と1/2カップ
・ごまだれ...大さじ3~4
・ラー油...小さじ1/2
作り方
1.もやしはひげ根と先を取る。
2.鍋にAを入れて混ぜ、中火にかける。箸4本を使ってポロポロになるまで炒る。
3.2を取り出し、鍋にBを入れる。中火にかけ、煮立ったらもやし・ニラを加えてひと煮する。
4.中華麺はたっぷりの熱湯で表示より固めにゆで、汁気をきって器に盛る。
5.3のつゆを麺にかけ、2のそぼろをのせる。あれば長ねぎのみじん切りを散らす。
残った調味料 再雇用!
冷蔵庫に残ってしまった、市販の合わせ調味料。
ごまだれ以外にも結構ありますよね。
思い切って捨てる? いやいや、彼らはまだやれる。
せっかくなので、スープに再雇用しちゃいましょう。
担々麺のスープの味替えにも使えますよ。
スパイシースープ
肉が入っていないのに肉っぽい。気づいたら飲み干してしまう罪な味。
・めんつゆ(2倍希釈)......大さじ2
・焼き肉のたれ......大さじ3
*そぼろを作るなら、焼き肉のたれ大さじ2で味付け
300mlの熱湯を注ぐ
さっぱりごまスープ
まろやかな酸味のさわやかスープ。あとから追いかけてくるごまのコク。
・ごまドレッシング......大さじ2
・味つけポン酢......大さじ1
*そぼろを作るなら、ごまドレッシング大さじ2で味付け
300mlの熱湯を注ぐ
ゆず風味スープ
ゆずこしょうの香りがふわっと鼻に残る。冬に飲みたいスープ。
・ゆずこしょう......小さじ1
・めんつゆ(2倍希釈)......大さじ2
*そぼろを作るなら、めんつゆ大さじ1で味付け
300mlの熱湯を注ぐ
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レシピは、麺、米、パンをテーマにしたものから、ワンプレート、鍋、サラダまで。昼ごはんを作るのが楽しくなるレシピ集です