食欲のない親へのおすすめレシピ。かぼちゃと牛乳の「カロテンスープ」

どんなに離れて暮らしていても、気になってしまうのが「親の健康」。その気持ち、作って送れば、保存しておける「親つく」料理でカタチにしてみませんか? 今回は、そんな「親つく」を20年余り実践してきた料理研究家・林幸子さんの著書『介護じゃないけど、やっぱり心配だから 親に作って届けたい、つくりおき』から、親子の心もつなぐレシピと作り方のコツを連載形式で紹介します。

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「カロテンスープ」

かぼちゃのとろみと牛乳の相性を利用したカロテン豊富でカラフルなスープです。

いんげんなど、緑の野菜を入れる場合は、かぼちゃをつぶしてから入れて2~3分煮ます。

材料(作りやすい分量)
A
・ベーコン(幅1㎝に切る)......3枚
・にんじん(四つ割りにして厚さ5㎜に切る)......1/2本
・セロリ(1㎝角に切る)......1/4本
・玉ねぎ(1㎝角に切る)......1/4個
かぼちゃ(皮をむいて1~2㎝角に切る)......100g
パプリカ(赤)(1~2㎝角に切る)......1/4個
バター......大さじ1
水......2カップ
牛乳......1/2カップ
塩、こしょう......各少々

作り方
1.鍋にバターを溶かしてAを炒め、水を加えて弱火で10分ほど煮て、かぼちゃとパプリカを加えて、かぼちゃがやわらかくなるまで煮る。

2.鍋のかぼちゃの一部をかるくつぶし、牛乳を加え、塩、こしょうで調味する。


容器
・レンジOKの保存容器

保存
・冷蔵庫で保存する
・冷凍も可

賞味期限
・冷蔵で約7日間
・冷凍で約1カ月間

食べ方
・レンジで温める


料理で親の健康をフォローできる『親つく』記事リストはこちら!

食欲のない親へのおすすめレシピ。かぼちゃと牛乳の「カロテンスープ」 080-syoei-oyatsuku.jpgメインおかずからおやつまで、約80の「親つく」レシピが掲載。調理に役立つコツがまとめられた7つのコラムも

 

林 幸子(はやし・ゆきこ)

料理研究家。東京・表参道の料理教室「アトリエ・グー」主宰。大手食品会社で料理開発に携わった後、独立。「おいしい」をあらゆる角度から検証し、そのエビデンスを追及する。NHK「ガッテン!」などのテレビや雑誌で活躍中。著書に『料理研究家がうちでやっているラクして楽しむ台所術』(サンマーク出版)などがある。

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『介護じゃないけど、やっぱり心配だから 親に作って届けたい、つくりおき』

(林 幸子/大和書房)

親の健康を思うがゆえに生まれた、「親」に作って届けたい「つくりおき」。それが「親つく」料理。肉・魚のおかずから、野菜のおかず、ご飯に汁もの、おやつまで約80レシピを紹介。高齢の親でも食べやすく、さらに食べたいと思わせる工夫と知恵が詰まった愛情料理本です。

※この記事は『介護じゃないけど、やっぱり心配だから 親に作って届けたい、つくりおき』(林 幸子/大和書房)からの抜粋です。
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