牛肉のうまみ×春菊と生姜の清涼感×塩昆布の出汁で箸が止まらない!栄養も満点の「春菊と牛肉の混ぜごはん」

延々30度超えの日が続いていた夏の名残もようやく過ぎ去りつつある今、朝晩は涼しさを感じる日も出てきました。暑さで落ちていた食欲が戻ってくると、急に秋らしいごはんが恋しくなりますね。『3分クッキング』202510月号の特集は、これからの時期に食べたい「秋の炊き込みごはん」。この中には、混ぜごはんのレシピも含まれています。

味つきのごはんが食べたいけど炊くタイミングじゃないし......ってこと、意外とありますよね。筆者は普段、ごはんはまとめて炊いて冷凍しているので、それを活用できる混ぜごはん系はとってもありがたい存在です。今回はその中でも特に気になった「春菊と牛肉の混ぜごはん」を作ってみようと思います。

秋が旬の春菊は、β-カロテン、鉄、カルシウムなどを豊富に含むとっても優秀な緑黄色野菜。これと牛肉、えのき茸をたっぷり混ぜ込めば、この一品で糖質、食物繊維、脂質、タンパク質がすべてしっかり摂れちゃいます!

牛肉のうまみ×春菊と生姜の清涼感×塩昆布の出汁で箸が止まらない!栄養も満点の「春菊と牛肉の混ぜごはん」 春菊と牛肉の混ぜごはん_画像.JPG

塩昆布のうまみのある塩気が味のまとめ役
春菊と牛肉の混ぜごはん

材料(2~3人分)

ごはん(温かいもの)......400g
春菊......1/2わ(80g)
牛肉(切り落とし)......150g
 (塩小さじ1/2 酒大さじ1)
えのき茸......1袋(100g)
生姜のせん切り......1/2かけ分
塩昆布(細切り)......7g
●ごま油

作り方

1 春菊は葉を摘んで2センチ幅に切り、茎は5ミリ幅に切る。えのき茸は根元を除いて 56センチ長さに切り、ほぐす。牛肉は3センチ幅に切り、塩、酒をからめる。生姜は水にさらす。

2 フライパンにごま油小さじ1を強めの中火で熱し、牛肉を色が変わるまで炒める。春菊の茎、えのき茸を加え、2分ほど炒める。

3 ボウルにごはん、春菊の葉、塩昆布、2、1の生姜を水気をきって加え、さっくりと混ぜ合わせる。

◇◇◇

牛肉のうまみと脂のコク、春菊の清涼感ある甘苦い風味を、生姜の辛みと塩昆布の深い味わいがしっかりまとめあげて、食べ応えがありながらも重たさを感じさせない一品に。生のまま混ぜ込んだ春菊でサラダっぽさもあり、一品でいろんな角度から味わえます。具材をあとから混ぜることで水分量の調整がしやすく、べちゃっとしてしまったり、逆に芯が残ってしまったりという失敗を防げるのも嬉しいポイント!

何となく炊き込みごはんの陰に隠れがちな混ぜごはんですが、今年の秋は、こちらも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

調理・文/月乃雫

 
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『3分クッキング』10月号

きのこ、さつま芋、栗、さんま……秋の味覚の炊き込みごはん特集

第1特集はお米をおいしく食べられる「秋の炊き込みごはん」。きのこ、さつま芋、栗、さんまなど旬の味覚を使ったレシピに、混ぜごはんやアイデアおにぎりも加えてお届けします。第2特集は「豆乳はもっと使える!」。汁なし担々麺、グラタン、茶碗蒸し、キーマカレーなど、10の豆乳活用レシピをご紹介します。
大ボリュームの別冊付録は、「秋の腸活おかず50」。
好評連載「飛田和緒さんのひだめしの素」は「長芋とろろ」、大庭英子先生の連載「大人の1皿ひとりごはん」は「きのこ1パックを1食で使いきる」です。

※この記事は『3分クッキング10月号』からの抜粋です。

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