
『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』 (多湖 輝/KADOKAWA)第6回【全10回】
子どもを持つ親たちだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんにもぜひ読んでほしい「教養系雑学」。本書『頭のいい子が育つ!子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)は、子どもに今すぐ話したい、なるほど「知識」が満載の1冊です。子どもが「へー!」と興味を持つような、面白くてためになる知識が、教科別にわかりやすくまとめて掲載されています。ここで得た新しい知識は、孫との会話の「隠しネタ」になるはず! 今回はこの本の中から、子どもが思わず「すご~い!」と言ってしまう、おもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。
※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
木綿豆腐と絹ごし豆腐はどう違う?
ざっくりした味わいの木綿豆腐と、なめらかな舌触りの絹ごし豆腐。スーパーなどで並べて売られているこれらの食感の違いは、文字通り「木綿」と「絹」とどちらの布でこしたかによるのだろうか。
木綿豆腐は、たくさん穴の空いた箱の底に木綿を敷いて、豆乳を流し込んで作る。上に重しを乗せて穴から水分を押し出し、固まるとでき上がり。木綿豆腐についている布目は、敷いた木綿の型である。
絹ごし豆腐は、穴の空いていない箱に最初から濃いめの豆乳を入れて、そのまま固めたもの。「絹ごし」という名は、絹でこしたような食感から生まれたもので、じつは絹でこしているわけではないし、製造過程で一度も絹は使われていないのだ。
栄養価については、木綿豆腐は豆乳が凝縮されるためタンパク質が多く、絹ごしは水溶性のビタミンが多いといわれるが、大きな違いはない。






