
『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』 (多湖 輝/KADOKAWA)第1回【全10回】
子どもを持つ親たちだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんにもぜひ読んでほしい「教養系雑学」。本書『頭のいい子が育つ!子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)は、子どもに今すぐ話したい、なるほど「知識」が満載の1冊です。子どもが「へー!」と興味を持つような、面白くてためになる知識が、教科別にわかりやすくまとめて掲載されています。ここで得た新しい知識は、孫との会話の「隠しネタ」になるはず! 今回はこの本の中から、子どもが思わず「すご~い!」と言ってしまう、おもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。
※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
世界一臭い缶詰のニオイはくさやの6倍以上!
納豆やくさや、チーズ、キムチなど、世界には独特なにおいを発する食べ物がある。そんな中でも文句なしで「世界一臭い」といわれるのが、北欧スウェーデンの缶詰「シュールストレミング」だ。
このシュールストレミングは、ニシンを塩漬けにして発酵させた保存食。かつてアイスランドで、魚を地面に埋めたり、岩の割れ目に入れたりして発酵させた食品保存法が、スウェーデンに伝わったといわれている。
シュールストレミングの缶を開けた瞬間、強烈なにおいが周囲の人々を襲う。その臭さときたら、納豆の約18倍、焼きたてのくさやの6倍以上という強烈さである。
室内で開缶すると数日間はにおいが残るため、必ず屋外で開缶するように注意書きされている。開ける際に中の漬け汁が噴出することもあるそうで、もしも内容物が衣服にはねれば、その異臭を完全に取り除くことはできなくなる。
また、缶に封入した後も発酵が進むため、常温保存していると次第に缶が膨らんでくる。
そのまま放置すると爆発する危険があるので、必ず冷蔵庫に保存しなければならない。






