大掃除は誰かに場所を決められて無理にするものではありません。特に忙しい年末は掃除だけに時間を割くわけにはいかないので、必要最小限の掃除で十分です。
ポイントは家のどこをきれいにしたら気持ちがいいか、「目の付け所」を探すこと。
今回は年末大掃除の仕上げ!「窓&リビング」の掃除方法を家事アドバイザーの山﨑美津江さんに教えていただきました。洗剤スプレーの作り方は文末にご紹介しています。
窓
スクイージーを使って「水拭き→拭き取る」の2ステップですっきりきれいに
網戸は裏と表両方を水拭き
スクイージーのスポンジ部分に水を付け、網戸の上から下へと全体を拭きます。まずは外側から。内側からも同じように。両面拭きすることで網み目に入った黒い汚れが取れます。
窓ガラスは水拭き後スクイージーで拭き取る
窓の外側をスポンジで水拭きしてから、スクイージーで水分を拭き取ります。内側も同じように。スクイージーで水分をくまなく拭き取るのがコツ。ガラスがピカピカになります。
便利グッズ!スポンジ&スクイージー
スクイージーの反対側にスポンジが付いているものが、網戸やガラス掃除に便利。ホームセンターなどで手に入る。
スクイージーだけのものでもタオルを巻いて両端を留めればスポンジの役割を果たします。
スクイージーに付いた水分は、床に垂れないよう雑巾で拭き取ります。
リビング
大掃除の仕上げはリビング。床で家の印象が決まります。
家具は掃除手袋で効率よく拭き掃除
家具は凹凸や隙間があるので、掃除手袋をはめて細部に指先を入れながら、から拭きします。両手遣いで効率よく。取れにくい汚れがあれば重曹水をスプレーして拭き取ります。
天井、壁、ドアをハンディモップでから拭き
天井に付いているのはふわふわしたホコリ。角にたまりやすいので隅っこからモップではたき落としていきます。ドアの枠や蝶つがい、照明にたまったホコリも落とします。
大掃除の仕上げは床。モップで床全体を拭く
天井や家具から落としたホコリをフローリングモップで拭き取ります。ホコリだけなら、から拭きで十分。床がきれいだと家の雰囲気が一気に良くなります。空気中のホコリは8時間で床に落ちるので、大掃除を終えた後、新年を迎える直前にもう一度から拭きすれば完璧です。
目立つ汚れには重曹水
足の皮脂汚れ、食べこぼしがあれば重曹水をスプレーして拭きます。特に陽のあたる窓辺は汚れが乾燥してこびり付いているので、セスキ炭酸ソーダ水をスプレーして念入りに。固く絞った布巾で水拭き仕上げをします。
洗剤スプレーを作っておくと便利!
クエン酸...水200mlに小さじ1
重曹...水200mlに小さじ1
セスキ炭酸ソーダ...水200mlに小さじ1/2
※スプレーは1ヶ月で使い切るくらいの量で。過酸化ナトリウムは水に反応すると発砲するので粉末で保存