気候の変動も多い今日このごろ。野菜も天候によって出来が左右されるので、安い時に手に入れて、おいしく保存したいものです。今回はそんな保存にぴったりの、よりおいしく冷凍するコツを食材別にご紹介します。基本的な冷凍のテクニックに、ちょっとしたひと手間をプラスすることで、冷凍焼けや劣化を防ぐことができます。水分量が多い野菜類は、冷凍すると味や食感が変化しがち。正しい冷凍方法を覚えて風味を保って。冷凍で2週間～1カ月程度保存が可能です。
【キャベツ】
生のまま冷凍保存できる
＜冷凍＞
洗って汚れを落としたら、好みの切り方で刻む。水気をペーパータオルや布巾で拭き取り、冷凍用保存袋へ。空気をしっかり抜いて袋を閉じ冷凍して。
＜解凍＞
冷凍状態のまま使用することで、水っぽくならずに加熱調理が可能に。ざく切りは炒めものに、細切りは味噌汁などの具に、くし形切りはオーブン焼きや蒸しものにおすすめ。
【ほうれん草】
根元までおいしく
＜冷凍＞
しっかり洗って土や汚れを落としたら、3～4cmの長さに切り、部位別に冷凍用保存袋に入れ急速冷凍を。茎や根元はラップに包むなどして分けておくと使いやすい。
＜解凍＞
冷凍状態のまま熱湯で1分ほどゆでてアク抜きし、おひたしなどに。少量であればアクを抜かず、そのまま使用してもOK。
【トマト】
ざく切り冷凍がおすすめ
＜冷凍＞
洗ってヘタを落としたら、ざく切りにして冷凍用保存袋へ。平らにならして冷凍すれば、必要な分だけ取り出しやすくなる。丸ごと冷凍はヘタを切り落としてから。
＜解凍＞
冷凍したトマトは、必ず加熱調理を。ざく切りは冷凍状態のまま炒めものや煮ものに。丸ごとのトマトは、流水に当てると皮がつるんとむけるので、その後に調理を。
