女優・中田喜子さんが休日に楽しむ「特製・にら入りたこ焼き」レシピ

女優の中田喜子さんは、忙しい日々の中で小さな楽しみを見つける名人。
今回は、目下夢中のたこ焼き作りについて教えてくれました。

1911p107_01.jpg揚げ焼きにして、外はカリカリ、中はジューシーに仕上げます

「最近、たこ焼き専用の鉄鍋を買って、家で楽しんでいます」
中田さんに休日の過ごし方を尋ねると、思いがけなくそんな返事が返ってきました。伝統工芸・南部鉄器の産地で知られる岩手から取り寄せたといいますから、本格的です。
たこ焼きはいわゆる粉もの。関西が本場というイメージもありますが、東京は築地育ちの中田さんにとっても思い出の味なのだそうです。
「幼い頃、週末に家族みんなでお好み焼きをよく食べに行きました。きっと母が好きだったんでしょうね。隅田川から銀座方面にはお好み焼き屋さんが、隅田川から東には当時からもんじゃ焼き屋さんがたくさんあって。おやつに食べた甘い〝あんこ焼き〞も懐かしいです」
あんこ焼きは、薄い小麦粉の生地に小豆餡を巻いた素朴な焼き菓子。砂糖漬けにしたあんずも挟んであったと目を細めて話してくれました。
今回披露してくださったたこ焼きも、そんな思い出の場面の延長です。
重たい鉄鍋とたくさんの材料を持参してくれた中田さん。エプロンを着けて調理が始まりました。

1911p107_02.jpgマイ鉄鍋で、くるっとひっくり返すのがたこ焼き作りの醍醐味

こだわっていることは?
「にらを入れること。香りが立つし、彩りもいいでしょう?」
生地に混ぜるだし汁も、わざわざ家でとって持ってきてくれたもの。毎朝食卓に上がる手作りのみそ汁にも使うという、かつお粉と昆布でとったとっておきです。
「140gという小麦粉の分量も、何度も足し引きしてたどり着いたんですよ。コツは、鉄鍋に生地と具材を入れたら、あせらず固まってくるのを待って、後からごま油を回しかけてさらに焼くことかな。揚げ焼きにして外をカリカリにするんです。中はふるふるっとやわらかく...」
そう言って鍋肌にごま油をたらりと垂らすと、目の前のたこ焼きの周りにうっすら焦げ目が付き、キッチン中に香ばしい匂いが広がってきました。たこ焼き用のピックを手に、生地をくるっとひっくり返す作業も手慣れているのがさすがです。
「最後につるんと丸くなるのは鉄の力ね(笑)。さあ、食べてみて」
 熱々のたこ焼きを頰張ると、本当においしい! そこにいたスタッフ全員が笑顔になりました。こんなふうに好きなことに手を抜かず、丁寧に日々の暮らしを楽しむ習慣、私たちも取り入れてみたいですね。

1911p107_03.jpg焼き油に韓国産のごま油を使い、たこ焼き専用のソースをかけていただくのもこだわり。

にら入りたこ焼きの作り方

材料(約14個分)

・生地 
 小麦粉...140g
 かつお粉と昆布のだし汁...500㎖
 片栗粉...約大さじ2
 溶き卵...約1個分
・具材 
 たこ、にら、紅しょうが、天かす
 ...各適宜
・ごま油...適宜
・トッピング
 ソース、マヨネーズ、かつお粉...各適宜

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中田さん愛用の、かつお粉と昆布のだし汁。1911p107_04.jpg

たこは、冷えたのでも生を使ってもOK。1911p107_06.jpg

にらをたっぷり入れるのがおいしさの秘訣。

作り方

①たこ、にら、紅しょうがを食べやすい大きさに切る。
②生地の材料を入れて混ぜ合わせる。
③ごま油をひいた鉄鍋を火にかけて温め、②を流し入れたら、天かす、にら、紅しょうがを加え、少し火を通してからたこを加える。時々ピックで形を整え固まるのを待つ。
④③が玉状になってきたら、ピックでひっくり返す。
⑤ごま油を鍋肌に流し入れ、揚げ焼きにして中まで火を通す。
⑥皿に盛りトッピングをかける。

取材・文/飯田充代 撮影/齋藤ジン 

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中田喜子(なかだ・よしこ)さん

女優。18歳でデビュー。20年以上続いたTBSドラマ『渡る世間は鬼ばかり』では三女・文子を好演。他にも出演ドラマは100本を超える。

この記事は『毎日が発見』2019年11月号に掲載の情報です。

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