さっぱりしたものが食べたい。でも栄養はしっかり摂りたい。夏バテで体がだるくなるのは嫌。この時期、そんな気持ちと戦っている人は多いはず。筆者も夏が苦手なので、無理はせず、少しでも暑さに打ち勝つ方法を日々模索しています。
『3分クッキング』8月号の巻頭特集は、「きゅうり、なす、トマト、ピーマン、ゴーヤ......夏野菜の絶品おかず」。夏野菜は体を冷やすと言われているので、溜まった熱をとるためにも積極的に摂っていきたいですよね。この特集の中でも特に気になったのが、甘酸っぱくさっぱり食べられそうな「なすと鶏肉のフライパン蒸し にらだれ」。
なすに含まれるナスニンには強い抗酸化作用が、カリウムには体内の水分・電解質バランスを整える作用があり、夏バテ対策にぴったり!また、にらにはビタミンが豊富に含まれており、抗酸化作用や免疫力の向上が期待できます。アリシンには疲労回復効果も! 筆者も早速作ってみることにしました。
ゆっくりと蒸したなすがふっくらやわらか
なすと鶏肉のフライパン蒸し にらだれ
材料(2人分)
なす......4個(320g)
鶏もも肉......1枚(250g)
(塩少々、酒大さじ1 )
にらだれ
にら......1/2わ(50g)
おろしにんにく......小さじ1/2
すり白ごま......大さじ1/2
酢......大さじ1
しょうゆ......大さじ1と1/2
砂糖、ごま油......各小さじ1
作り方
1 鶏肉は余分な脂を除き、厚い部分に切り込みを入れ厚みを均一にし、塩、酒をからめる。にらだれのにらは小口切りにし、残りの材料と混ぜる。
2 フライパンに水1/2カップを入れ、オーブンペーパーを大きめに切ってのせる。丸ごとのなす、鶏肉を並べ、オーブンペーパーの端を内側に折ってふたをし、強火にかける。蒸気が上がったら中火で15分蒸す。
3 なすはヘタを落として4~6等分に裂き、鶏肉は1センチ幅に切る。器に盛り合わせ、にらだれをかける。
◇◇◇
フライパンで蒸した鶏もも肉はふっくらしていてしっとり柔らかく、なすは鶏のうまみを吸ってとろけるおいしさに。にんにくを加えたにらだれにパンチがあり、さっぱりしつつも飽きない、箸が進む味に仕上がっていました。蒸すことで余分な脂が落ちるので、ジューシーなのにしつこさがなく、疲れた日でも無理なく食べられます。野菜を変えて作ってみるのもいいですよね。
この夏は、蒸し料理で無理なくスタミナをつけてはいかがでしょうか? 筆者も、普段使いの調理方法に蒸し料理を取り入れようと思います。
調理・文/月乃雫

