日々普通に掃除をしているつもりでも、水回りの汚れは溜まってくるもの。年末の大掃除でまとめて掃除をする人が多いかもしれませんが、実は汚れがゆるみやすく水仕事も苦にならないこの季節こそ、水回りの掃除のやりどき! 今回はYouTubeで大人気のお掃除職人きよきよさんに、水回りの効果的なお掃除方法の基本と、台所の掃除を中心に教えていただきました。
カビやぬめりにもう悩まない
夏の水回り掃除術
<ぬめぬめ排水口も!>
Before

After

<ベトベトコンロも!>
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<カビだらけの蛇口も!>
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After

きよきよ流キレイのコツ
きよきよ流掃除術の特徴は、「手間いらず・力いらず」でキレイが実現するということ。そのためにおさえておきたい、4つのポイントをご紹介します。
汚れは〈場所〉じゃなく原因で見きわめる!

「水まわりの落としにくい汚れには、大きく分けて上に挙げた3つがあります。水アカはアルカリ性の汚れ、カビは中性の汚れ、油は酸性の汚れなので、これらを落とすにはそれぞれの性質を中和する洗剤や、除菌して取り除く洗剤を選ぶ必要があります。掃除をする場所ではなく、汚れの原因から掃除方法を考えましょう」
洗剤は5つそろえる!

「市販の洗剤は『トイレ用』『浴室用』などと記載がされていますが、僕のおすすめは上に挙げた5種類。トイレ用であってもキッチンや浴室で使えないことはないので、必要以上にそろえる必要はありません。汚れに合わせて適切に掃除することができるよう、性質の違う洗剤をそろえることを意識してみてください」
夏の気温を味方につける!

「夏は水が温かいのはもちろん、気温が高く乾きやすいので、水まわりの仕事がやりやすいもの。油が暑さでやわらかくなり落としやすくなる点も、夏に水まわりの大掃除をすすめる理由です。ただし、暑さが厳しい中、掃除に熱中してしまうのは熱中症のもと。朝・夕の比較的涼しい時間を選んで掃除を行いましょう!」
カビの発生は3つの条件を消すことで防げる!

「カビは、呼吸器疾患やアレルギー、感染症など、思わぬ健康被害を起こすことで知られています。上記の3つの条件を消すことを念頭に置いて、掃除&日頃のケアを行うことで、カビの発生を防ぐことができます。すべてを消すことが難しいようであれば、どれか1つでいいので排除を。発生は防げませんが、カビが繁殖しにくくなります」
水まわり掃除のお約束3
・換気・水洗いはしっかりと
・洗剤のボトルに書かれた注意事項をよく読む
・無理をせず、できる範囲で行う
<注意>
今回きよきよさんに教えていただく掃除術には、他の洗剤と混ざることで有毒ガスが発生する酸性や塩素系の洗剤を使用します。必ず窓を開け、換気扇を回して行うようにしてください。また、衣服や肌に付着しないよう、手袋、マスク、汚れてもいい長袖・長ズボンの衣類を着て行いましょう。




