毎日の献立に、サッと作れる手軽な野菜料理をプラスしませんか。今回は、テレビや雑誌で伝統や慣習にとらわれず、時代に合った新しい料理法を分かりやすく教える、日本料理店「分とく山」総料理長・野﨑洋光さんに、「ブロッコリーの低温ゆで」を活用した手軽なレシピを教えていただきました。
ブロッコリーは低温ゆでで栄養がアップ
ブロッコリー、小松菜、キャベツなどアブラナ科の野菜は、70~80℃の低温ゆでに。アブラナ科の野菜は低温加熱すると野菜が持つ酵素が働き、栄養がアップします。
低温ゆでの温度、70~80℃は火にかけた鍋の湯の底にツブツブの気泡が現れるくらいの状態。沸騰した湯1Lに冷水1と3/4カップ(350㎜)を加えると、70~80℃になります。
ブロッコリーの下ごしらえ
<70~80℃で2~3分ゆでる>
①沸騰した湯1Lに2%の塩(大さじ1と1/3)を加える。
②350mlの冷水を加えて温度を80℃前後に下げる。
③弱火にして小房に分けたブロッコリー1株分を加えて2~3分ゆでる。
④ざるに上げて水けをきり、そのまま粗熱を取る。
<冷凍>
粗熱を取ったらラップに包み、さらに保存袋に入れて冷凍。自然解凍して使ってください。(保存期間:1カ月)
ブロッコリーのからしマヨあえ
1人分 103kcal 塩分 0.5g
肉料理のつけ合わせにも
材料と作り方(1人分)
マヨネーズと練りがらし各適量を混ぜ、自然解凍した冷凍ブロッコリー50gをあえる。
ブロッコリーと卵のごまだれあえ
1人分118keal 塩分0.7g
栄養たっぷり、濃厚な味が魅力
材料(2人分)
冷凍ブロッコリー・・100g
温泉卵(市販品)・・・2個
豆乳ごまだれ(下のレシピを参照)・・・適量
作り方
自然解凍したブロッコリーを器に盛り、温泉卵を崩しながら盛り合わせ、豆乳ごまだれをかける。
野菜だけでなく肉との相性も良い「豆乳ごまだれ」レシピ
全量311kcal、塩分4.3g
材料(作りやすい分量)
豆乳...100ml
しょうゆ...25ml
白練りごま...25g
砂糖...大さじ1
おろしにんにく...少々
ラー油...少々
作り方
ボウルに材料を入れ、よく混ぜ合わせる。
取材・文/細川潤子 撮影/貝塚 隆 スタイリング/吉岡彰子 栄養計算/スタジオ食