リゾートマンションを190万円で購入!? 年金だけで暮らせる老後資金の見直しテク

私たちの中で膨れ上がる"老後への不安"。つい先日も"年金収入だけでは月5万円の赤字になる"という噂が一時騒がれていましたよね。老後の暮らしが危ぶまれる中、年金だけで生活するには一体どうすればいいのでしょうか。

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年金だけで暮らすためには「家」を有効活用せよ!

7月12日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)には、社会保険労務士・井戸美枝さんが登場。年金だけで暮らせる老後資金の見直しテクニックを伝授してくれました。

まず1つ目のポイントは、老後の自宅の扱い方。選択肢としては「現在の家に住み続ける」「売る」「貸す」の3つがあり、それぞれにメリットが存在します。たとえば家を"売る"と「まとまったお金が手に入る」ほか、今まで払っていた「固定資産税などが不要」に。一方"貸す"場合は、「定期的な家賃収入」「再び住める」などの利点があります。

ただしメリットがある反面、デメリットもいくつか。新しい住居探しや引っ越しをする手間が発生するのはもちろん、家を貸す際には固定資産税などの出費が必要です。他にも様々な手間や費用がかかるため、それらを回収できる金額で家を貸せるかも考えなくてはなりません。

家を貸すポイントについて、井戸さんは「法人を通して管理すべき」とコメント。家を売る場合に関しても、「物件が郊外の場合、売れにくいときもある」「住めば住むほど価値は下がるので売るときは早めの方がいい」とアドバイスしていました。

さらに最近では、地方に移り住んで"リゾートマンション"を購入する人も。10年前に新潟・南魚沼市のリゾートマンションを購入した江川さん夫妻は、築20年の2DKマンションを190万円で購入しています。新築時は3,000万円以上で売られていたマンションが、ここまで破格になった原因は"バブル崩壊"に。売れ残ったリゾートマンションの価格が次々に暴落していき、中には10万円で販売されている物件もあるそうです。

この事実には、ネット上も「え、そんなに安いの!?」「マンションが200万円以下とか、私でも買えそう...」「今から老後のリゾートマンション代を貯めておこうかな」などの反響が相次いでいました。


理想的な「終の棲家」はドコ?

年金だけで暮らすためには、自宅の有効活用が重要なポイントに。とはいえ今まで住んでいた家を手放すのは、とても名残惜しいもの。世間の人たちは老後をどこで過ごしたいと思っているのでしょうか。

2018年5月に発表された「終の棲家についての調査」(スマイスター調べ)では、50歳以上の男女300人にアンケートを実施。"老後に暮らしたい場所"を尋ねてみたところ、「現在の家(45.3%)」が第1位に選ばれました。

次いで第2位は「現在より生活利便性の高い都心(10.7%)」、第3位に「現在より生活利便性の高い地方都市(8.3%)」がランクイン。4位以降には「実家(7.3%)」「子どもの頃に育った地域(6.0%)」「現在より田舎(6.0%)」と続いています。

自分の理想と照らし合わせながら資金を見直し、快適な老後の生活を目指してくださいね。

文/藤江由美


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